2017年1月27日

テルモ 「がん就労支援ルール」で、がん治療と仕事の両立を支援

 医療機器や医薬品を手掛けるテルモ(東京・渋谷、新宅祐太郎社長)は、がん闘病中の社員の多様な働き方を支援する「がん就労支援ルール」を新設した。

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 新設したルールは、勤続年数に制限はなく全社員を対象に、がんを患う社員が治療しながら働き続けられるように整備したもの。

 新制度では、失効した有給休暇を1日単位で利用できるほか、給料は出ないが欠勤扱いにならない無給休暇を30日連続を超える場合を除き、必要日数分を取得できる。

 ほかにも、就労時間を最大2時間短縮する“がん就労短時間勤務”や就労時間を最大2時間繰り上げ、繰り下げできる“がん就労時差勤務”など柔軟な勤務形態が整備された。

 今までもテルモでは、がんへの取り組みとして「がん検診の無料化」、社員や配偶者を対象とした「乳がん検診の啓発」など、早期発見・早期治療につながる様々な取り組みを行ってきており、ダイバーシティや健康経営の推進に力を入れている。

がん就労支援ルール概要

対象者:テルモ株式会社全社員(勤続年数制限なし)

◆休暇の充当
・失効有給休暇の利用 1日単位
・無給休暇の付与 必要日数分(30日超の連続取得は不可)

◆柔軟な勤務形態
・がん就労短時間勤務 最大2時間の短縮
・がん就労時差勤務 最大2時間の繰り上げ/下げ

テルモとテルモ健康保険組合のがんに関する取り組み(社員向け)

2014年10月:女性社員と配偶者向けに乳がん啓発の冊子を配布
2015年4月:乳がんMRI検査に補助開始
2016年4月:がん検診※6の受診原則必須化・無料化

その他、がん検診の啓発、生活習慣病予防セミナーの開催、産業保健スタッフによる検診後のフォローアップ・面談の実施、本人・産業保健スタッフ・人事担当が連携した就業の支援など。

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