2018年9月12日

求人数は最高値を更新、求人倍率は前月比0.22ポイント増の2.47倍

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、8月の転職求人数は前年同月比8.4%増、転職希望者数は同7.0%増となった。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を2カ月ぶりに更新した。

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 求人数は前月比1.1%増、前年同月比8.4%増、転職希望者数は前月比7.7%減、前年同月比7.0%増だった。

 求人倍率は前月から0.22ポイント増の2.47倍だった。

 求人数は8月に入って追加の増員や新しいポジションでの採用を計画する企業もあったため、前月比1.1%増となった。一方、転職希望者数は7月に大きく増加していたことや、お盆期間中に転職活動をする人が少なかったため、前月比7.7%減となった。

 求人倍率は、求人数、転職希望者数ともに、前年を上回っているものの、企業の採用意欲が昨年以上に高いため、前年同月比でも0.06ポイント上昇した。

 業種別にみると、求人数は8業種(その他を含まない)のうち「IT・通信」、「金融」、「メーカー」、「商社・流通」、「サービス」の5業種で前月から増加した。特に伸びたのは、「金融」(前月比6.5%増)、「商社・流通」(同5.0%増)。

 「金融」では、生命保険会社の採用が活発で、入社後の育成を前提に業界未経験者を歓迎する求人が多く、10月入社に向けた求人が増えたことが増加の要因となった。

 「商社・流通」では、専門商社の求人数が増加しており、自社商品の販路拡大を図るために増員する動きが見られた。

【業種別 求人数増加率(前月比)】
金融    6.5%増
商社・流通 5.0%増
IT・通信  2.6%増
サービス  2.0%増
メーカー  1.5%増
メディカル 2.9%減
小売・外食 3.4%減
メディア  4.3%減

その他   15.7%減
 職種別では、求人数は11職種のうち「企画・管理系」、「技術系(IT・通信)」、「技術系(電気・機械)」、「技術系(化学・食品)」、「技術系(建築・土木)」、「専門職」、「販売・サービス系」、「事務・アシスタント系」の8職種で前月から増加した。

 特に伸びたのは「専門職」(前月比6.5%増)、「販売・サービス系」(同5.4%増)だった。

 「専門職」ではビジネスコンサルタントの採用が活発で、特に事業会社のニーズが高い、戦略・経営コンサルタントの求人数が増加している。

 「販売・サービス系」では、配送需要の増加を受けて運輸・物流サービスの求人数が増えた。教育・スクールの採用も活発化しており、社会人向けのスクール事業での増員が顕著となっている。働き方改革による残業抑制で時間に余裕のできた社会人などの需要を取り込んでいるためと考えられる。

 前年同月比でも、「販売・サービス系」(前年同月比29.1%増)の求人数は伸びており、特に運輸・物流サービスで配送スタッフや拠点長、配送管理、といったポジションの増加が顕著だ。

【職種別 求人数増加率(前月比)】
専門職       6.5%増
販売・サービス系  5.4%増
技術系(建築・土木)5.2%増
事務・アシスタント系4.3%増
技術系(化学・食品)3.8%増
技術系(電気・機械)2.5%増
企画・管理系    1.5%増
技術系(IT・通信) 1.0%増
営業系       3.0%減
技術系(メディカル)3.1%減
クリエイティブ系  7.6%減

 今後の転職市場についてパーソルキャリアでは、「9月以降も追加の募集や下半期に採用予定の求人が出始めるため、求人数は緩やかに増加する」と分析する。

 また、転職希望者については「例年9月ごろから、年末時点での退職を目標に転職活動を始める人が増えるため、今年も同様の傾向となる見込み」とした。

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