2018年12月14日

求人数は前年比5.9%増、求人倍率は前年比0.1ポイント減となる2.36倍

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、11月の転職求人数は前年同月比5.9%増、転職希望者数は同10.5%増となった。

 (23114)

 求人数は前月比0.3%減、前年同月比5.9%増、転職希望者数は前月比10.9%減、前年同月比10.5%増だった。

 求人倍率は前月比0.25ポイント増、前年同月比0.10ポイント減の2.36倍だった。

 11月も引き続き求人数は多かったものの、前月が下半期の初月で採用予定ポジションの募集を始める企業が多かった反動で、前月比99.7%と微減となった。転職希望者数も10月に大きく増加していた反動で、減少した。

 求人倍率は前年同月比で0.10ポイント減となったが、これは転職希望者が増え続けていることが要因で、求人数は前年同月比5.9%増、転職希望者数は前年同月比10.5%増と、ともに前年を上回っており、転職市場の活況は続いている。

 業種別にみると、求人数の前月比は8業種(その他を含まない)のうち「金融」、「メディカル」、「メーカー」の3業種で増加した。特に伸びたのは、「金融」(前月比8.1%増)、「メディカル」(同1.5%増)。

 「金融」では、生命保険会社で営業職や事務職の採用が活発となっている。また、フィンテックに力を入れる企業が多く、子会社を設立してさまざまな職種で増員しているケースやWeb、システム関連の採用を増やしているケースなどがある。

 「メディカル」では、医療機器メーカーの営業職やCSO(医薬品販売業務受託機関)でのMR職、CRO(開発業務受託機関)でのCRA(モニター職)などで求人数が増加した。CSOのMR職は2017年に入って求人数が減少傾向だったたが、製薬会社からのニーズの高まりにより、直近は増加傾向に転じつつある。

【業種別 求人数増加率(前月比)】
金融    8.1%増
メディカル 1.5%増
メーカー  0.9%増
小売・外食 増減なし
サービス  0.2%減
メディア  0.6%減
IT・通信  2.5%減
商社・流通 7.0%減

その他   3.9%減
 職種別では、求人数の前月比は11職種のうち「事務・アシスタント系」、「販売・サービス系」、「技術系(化学・食品)」、「技術系(電気・機械)」、「専門職」、「技術系(IT・通信)」、「技術系(建築・土木)」の7職種で前月から増加した。特に伸びたのは、「事務・アシスタント系」(前月比3.5%増)、「販売・サービス系」(同3.1%増)。

 「事務・アシスタント系」では金融や不動産業界で求人数が増えており、正社員での募集を行う企業も増加傾向にある。前年同月比でも17.1%増と求人数が伸びており、中小企業で正社員の事務職の求人の増加が目立つ。

 「販売・サービス系」では、コンビニエンスストアや通信キャリアでの採用が引き続き多いほか、カーシェアや生命保険の求人数も増加した。

【職種別 求人数増加率(前月比)】
事務・アシスタント系3.5%増
販売・サービス系  3.1%増
技術系(化学・食品)2.8%増
技術系(電気・機械)1.7%増
専門職       1.4%増
技術系(IT・通信) 0.7%増
技術系(建築・土木)0.3%増
クリエイティブ系  0.3%減
企画・管理系    2.1%減
営業系       4.2%減
技術系(メディカル)5.7%減

 今後の転職市場についてパーソルキャリアでは、「12月以降も求人数は増減を繰り返しながらも、緩やかに増加していく」と見込んでいる。「増加幅は緩やかだが、注力事業への増員や事業課題の解決を担う人材を補うなど、中途採用を行うことで事業拡大を図る企業が多く、採用への意欲は高い状態が続いている」とした。

おすすめの記事

競業他社への転職と人事の実務対応

競業他社への転職と人事の実務対応
近似、雇用の流動化や経験豊富な管理職の中途採用のニーズの高まりなどから転職者数が増加する傾向にある中で、労働者が競業する企業に転職してトラブルになるケースも見受けられます。本稿では、競業他社への転職に関して、転職労働者を雇用していた企業(以下「転職前企業」といいます。)及び転職労働者を雇い入れる企業(以下「転職先企業」といいます。)それぞれの立場における対応を説明します 。
6 件

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

日本人材ニュース|人材採用と人材育成の人事専門誌

関連する記事

求人数は前年比5.5%増、前月比は微減となるも高止まり続く

求人数は前年比5.5%増、前月比は微減となるも高止まり続く

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、2018年12月の転職求人数は前年同月比5.5%増、転職希望者数は同21.6%増となった。
求人数は前年比6.7%増、調査開始以来の最高値を更新

求人数は前年比6.7%増、調査開始以来の最高値を更新

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、10月の転職求人数は前年同月比6.7%増、転職希望者数は同14.1%増となった。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を2カ月ぶりに更新した。
求人数は前年比8.4%増となるも、求人倍率は0.01ポイント減の2.35倍に高止まり

求人数は前年比8.4%増となるも、求人倍率は0.01ポイント減の2.35倍に高止まり

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、9月の転職求人数は前年同月比8.4%増、転職希望者数は同8.9%増となった。
求人数は最高値を更新、求人倍率は前月比0.22ポイント増の2.47倍

求人数は最高値を更新、求人倍率は前月比0.22ポイント増の2.47倍

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、8月の転職求人数は前年同月比8.4%増、転職希望者数は同7.0%増となった。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を2カ月ぶりに更新した。
求人数は高止まりの一方、転職希望者数は大幅に増加

求人数は高止まりの一方、転職希望者数は大幅に増加

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、7月の転職求人数は前年同月比7.7%増、転職希望者数は同10.6%増となった。
求人数は2カ月連続で最高値を更新、転職希望者数は関西で一時的に減少

求人数は2カ月連続で最高値を更新、転職希望者数は関西で一時的に減少

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、6月の転職求人数、転職希望者数共に前年同月比9.6%増となった。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を2カ月連続で更新した。
今年度の中途採用が本格化し、求人数は2カ月ぶりに最高値を更新

今年度の中途採用が本格化し、求人数は2カ月ぶりに最高値を更新

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、5月の転職求人数は前年同月比11.2%増、転職希望者数は同14.2%増となった。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を2カ月ぶりに更新した。
求人数は7カ月ぶりに前月比減少、転職希望者数は異例の増加

求人数は7カ月ぶりに前月比減少、転職希望者数は異例の増加

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、4月の転職求人数は前年同月比10.5%増、転職希望者数は同20.1%増となった。
求人数は6カ月連続で最高値を更新、地方都市での転職も活況

求人数は6カ月連続で最高値を更新、地方都市での転職も活況

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、3月の転職求人数は前年同月比11.7%増、転職希望者数は同16.3%増となった。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を6カ月連続で更新し続けている。
求人数は5カ月連続で最高値を更新、売り手市場続く

求人数は5カ月連続で最高値を更新、売り手市場続く

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」によると、2月の転職求人数は前年同月比13.6%増、転職希望者数は同6.8%増となった。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を5カ月連続で更新し続けている。

この記事のキーワード

この記事のライター

編集部 編集部

サイト会員限定記事

セミナー・イベント

プレスリリース