2014年8月4日

鈴与シンワート 大川正 総務人事部長兼人事課長 有効な母集団形成を目指して採用手法の見直し進める

鈴与グループの情報システム会社、鈴与シンワート。受託開発中心からサービス提供型へのビジネスモデルの変革を推進している。IT人材の確保に苦労は絶えないが、採用手法の改善を着々と重ねている。同社採用責任者の大川正氏に採用の状況や取り組みなどを聞いた。

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大川正 総務人事部長兼人事課長

会社や事業の特徴について教えてください。

 鈴与グループは、「物流」「商流」「建設」「食品」「情報」「航空」「地域開発・その他サービス」の7つの事業を展開する約140社で構成されています。
 当社は情報事業のコア企業として、「データセンター及びクラウドサービス事業」「パッケージソリューション及びビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)事業」「システムインテグレーション(SI)事業」を手がけています。案件の9割以上がグループ以外のお客様とのお取り引きです。
 SIをはじめとするシステム開発の分野では、ロジスティクス、金融、ビジネスインテリジェンス(BI)、制御系、人事給与、会計、システム基盤構築などを得意としていますが、受託開発中心からサービス提供型へのビジネスモデルの変革を推進しており、自社設備である高規格データセンターの強みを活かしたクラウドサービスと、専門性の高い人事給与業務のBPOサービスが大きく成長しています。

最近の業績、人材へのニーズはどのような状況ですか。

 おかげさまで業績は堅調で、増収増益が続いています。業績の拡大とともに採用活動も積極的に行っていますが、人材の増強がさらなる業績向上に直結することから、採用力強化の必要性を感じています。

採用力強化が必要だということですが、まず新卒採用の状況から教えてください。

 新卒は毎年10~15人程度を採用しています。募集の手段は大手の就職情報サイトを活用した母集団形成のほか、採用実績校へのコンタクトによる募集も行っています。
 しかしながら、IT業界における学生の関心は大手ブランド系企業に向きがちで、知名度が低い当社は母集団形成が思うように進まないのが現実です。対策として就職情報サイトの様々なサービスを利用していますが、これには限界を感じており、採用ツールの見直しや自社ホームページの充実などを進めているところです。

新卒ではどのような人材を求めているのでしょうか。

 情報技術職として、当初はプログラミングの仕事をしてもらいますが、その後はSE、プロジェクトリーダーとして顧客折衝やチーム運営も担える人材を求めています。
 したがって、まずはやるべきことを自ら考えて行動できる人、考え込まないですぐに行動に移せる人、気配りが出来て自分の意見をしっかり言える、リーダーシップを発揮できるポテンシャルのある人、というイメージですね。

選考にフローはどのようになっていますか。

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