2016年7月28日

【20代女性必見】中途採用の面接での評価のポイント

セクハラ、マタハラ問題がメディアを騒がす昨今、中途採用の面接試験のときに「結婚や出産に対する考え方を面接官に質問されたとき」の回答を気にする女性は少なくなりました。では、現在の企業は何を質問するのか、面接で評価されるポイントをご紹介しましょう。

企業は未だ女性の結婚・出産に興味津々

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一昔前の中途採用の面接時には、20代の女性(未婚・既婚)に対し必ず耳にした「結婚のご予定は?」「出産のご予定は?」という質問は、最近は滅多に聞かれなくなりました。

昨今は結婚年齢も出産年齢も一般的に高くなってい傾向にありますし、共働き家庭が増えている社会状況の中、企業側があまり気にしなくなったかにも見えます。

しかし、専業主婦を夢見る未婚女性が多いのも事実ですから、企業側も20代後半の未婚女性には、面接官も結婚後の仕事に関する考え方は非常に興味を持つのです。

既婚女性の場合は、出産予定(希望も含む)の有無だけでなく、出産後の復帰の意思も気になります。回答によっては、せっかく採用してもすぐに退職される可能性もあるわけですから、企業にとっては重要事項です。

しかし、これらの質問はセクハラ発言になってしまいますので、ストレートに質問するわけにはいきません。

そこで、このような結婚・出産のための退職や育休後の復帰の意思をセクハラに該当しない質問で遠回しに探る質問をしてくる可能性が高いのです。

結婚後、出産後の仕事復帰の意思を明確に

例えば「10年後の自分のあり方」や「将来の目標や生き方について」等の質問は、まさにこれらを探る質問だと言えるでしょう。

それにこの質問は、結婚や出産の時期になった場合、仕事についてどう考えるのかがわかるだけでなく、仕事に対する価値観や人生の目標も知ることができるので、一石二鳥の質問というわけです。

企業としては、若くても即戦力になり、将来の可能性有望な女性を求めているのですから、将来の結婚や出産は当然念頭に入れています。

ただし、採用した女性が、結婚しても妊娠しても、会社を辞めない女性であるかどうかは重要事項なのです。実は、労働基準法では、労働者の権利だけでなく、「採用の自由」という企業の意思も尊重されているのです。

だから、「結婚したらすぐ辞めそう」とか、「子育てと仕事を両立できそうにない」とかいう印象を少しでも持たれたら、不採用になってしまう可能性も否定できません。

だから、将来のことを聞かれた場合は、予定の有無はともかく「結婚後」も「出産後」も仕事を続けたい意思を明確に示し、10年後の自分を想像し、今思っている仕事に対する意欲を自分の言葉で正直に伝えるのがおすすめです。

中途採用には転職理由が重要?

20代女性の中途採用の場合、前職を数年で退職してしまっているのですから、その退職理由を非常に気にします。

なぜなら、「またすぐ辞めてしまう人材」かもしれないからです。安易な理由での退職の場合、「またすぐに辞めてしまうかも?」、「結婚や出産を期に簡単に辞めてしまうかも?」とマイナス印象を持つからです。

だから、退職理由や志望動機で突っ込んだ質問をする企業は多いんですよ。
それに、20代の若手社員に完璧を求めている企業はいません。それよりも、あなたの10年後20年後に期待をしています。

だから、過去の経歴を否定して、「面接対応マニュアル本」にある人事受けのよい回答を自分なりにアレンジして退職理由を隠してしまうのは得策ではありません。

面接官の多くは、市場に出回っている就職関係マニュアルはある程度読破しています。だから、面接マニュアルからとってつけたような回答では、即行不採用決定です。

だいたい、人事だって20代での退職理由は、ある程度ネガティブなものを想定しています。ですから、企業によっては、職歴の浅い転職希望者の場合、様々な理由で、書類選考段階で不採用になってしまうことも多いのです。

それでも書類選考を通過したということは、あなたの将来の可能性に、企業側が興味を示したのです。だから、人間関係が上手くいかなかった、待遇に不満があった、仕事に自信を無くしたetc、そのような正直な理由を正々堂々と話しても問題ないのです。大切なのは、そのことに関して、どう感じて、どう行動したかです。

実は、ネガティブな退職理由であっても、逃げ出してしまった印象があったとしても、その事実を受け止めて、本当の自分を知り、人間的にプラスに成長しようと努力していることがアピールできれば、企業にプラスの評価を与えることができます。

企業が評価する退職理由の例

例1)

例えば、大学の頃から旅行好きで、旅行代理店に運良く入社できのに、3年も経たないうちに退職を決意して、全く異なった職種に転職を希望したとします。

普通はこのような場合、転職に不利な気がするかもしれません。ところが、転職してFP(ファイナンシャル・プランナー)の勉強を始めて、あるいはFPの資格を取得して、保険代理店に転職を希望したとします。

ここで、企業が興味を示すのは、「なぜFP?」という点です。

プライベートで、「『兄弟が家を買うための住宅ローンの融資に際して、FPさんの"目から鱗"のアドバイスによって、頑固な兄が将来設計を変更し、希望の家を購入すること緒ができた』という話を聞いて、自分が本当にやりたかった仕事に気づいた」等、人生観が変わったという場合は明らかにプラス評価です。

ただし、医療系は例外ですが、実務経験の無い資格が活かせるのは「第二新卒」と呼ばれる若い年齢までです。

例2)

筆者の知人で、医療技術短大で、検査技師の資格を取得して大病院に就職したにも関わらず、一日中黙々と病理で検査プレートを作っていると、誰とも会話しないストレスで円形禿げができたため、車のディーラーに転職して、有能営業マンとして楽しく仕事をしている人もいます。

彼の場合、両親が医療関係で仕事をしていたので、疑いも無く医療系に進んだそうです。でも、自分が話さないと生きていけないような人間であることを、社会に出て始めて気づいたそうです。

これは極端な例だと思いますが、大学時代に本当の自分を自覚して、天職を見つけられている人は非常に少ないのが現実なので、「社会に出てはじめて自分の天職に気づいた」というのは有りなのです。

例3)

先輩との人間関係が上手くいかずに胃潰瘍で入院することになって、会社を辞めた場合。

「コミュニケーションが苦手というイメージを持たれるのでは?」と事実を隠してしまうケースも多いかもしれませんが、コミュニケーションが苦手であることを自覚して、その対策を講じているとか、コミュニケーション能力があまり必要ない仕事に就くために活かせる能力を持ってるとか、自分の欠点を十二分に補える努力や能力をアピールできれ何かを持っている場合は、前職の退職理由はマイナスにはなりません。

技術があれば、コミュニケーションはあまり必要ない職種もあります。

前向きな性格やその努力が評価の対象になります。

面接で必ずマイナスとなるポイントとは?

自分をよく見せようと、前職の仕事や同僚や先輩の批判をして「自分の退職理由は仕方なかった」と反省もなく自分を正当化してしまうことです。

例えばお見合いで、相手にお付き合いをお断りするときに、理由は必要だとしても、お相手の悪口を公然と吹聴するのは、礼儀に反しますよね。

それと同じで、面接官に前職時代の悪口を言うのは「自分に都合のよい主張を一方的にする人物」と評価されてしまうかもしれません。とくに人間関係のトラブルについては、よほどの理由が無いとプラスの評価になる可能性は低いでしょう。

また、実際に労働監督署がマークしているようなブラック企業があるのも事実ですから、退職した企業の待遇や体質が本当に悪かったというような不運な場合もあります。

でも、「他人の悪口を言う人間は自分も悪口を言われていると思え」という言葉もあるくらいですから、前職の悪口を主観を交えて伝えるのは避けた方が無難です。

不採用になっても落ち込まないこと

企業とは相性というものもあります。だから、不採用になったからといって、不採用の理由にこだわる必要はありません。

それに、10倍~20倍の倍率ですから、採用される人の方が少ないのです。

20代の中途採用の場合、企業が求めるのは、あなたの将来の可能性です。だから、能力はもちろん、一般的に性格が良くて、素直で社交性がある人が好まれるのも事実です。

第一印象を良くするためにも、鏡の前で笑顔の練習をしたり、緊張しないよう自分なりの工夫をするのも重要なことです。

企業との出会いもお見合いと同じです。第一印象が良くて好感度が高い人は、話していることも好意的に解釈されます。多少の失敗も許される場合だってあるのです。
だから、完璧にできた非の打ち所の無い人よりも、失敗したときの対処が上手くできた人の方を採用する企業もあるくらいです。

面接は、人が人を評価するのですから、好き嫌いと言った主観だって入ります。企業体質もあります。

同じ失敗を繰り返さないためにも反省は必要ですが、不採用になったことで、自己否定をしたり、自信を無くしてしまうようなことの無いように、前向き思考で頑張りましょう。

自己評価の低いネガティブな人材を欲しがる企業はいませんが、20代の「前向思考」は、企業の求める「将来性の期待を高めるプラス評価」の対象の一つであることを頭の片隅に置いておきましょう。

中途採用の質問|長所は伸ばし、短所には改善策を

いかがでしたか?

自己分析をして、長所・短所の質問では、長所は伸ばし、短所はその改善策を折り混ぜて話しましょう。

志望動機も「御社の○○に感銘した」だけでなく、将来の目標ややりたいこと等をアピールすることも大切です。

将来に向けて、着実に目的を持った強い意志力と前向き思考の人材は、「企業に役立つ」という可能性を感じさせやすいものです。

面接には、明るく元気に望むのが鉄則ですよ。
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