2013年12月17日

ネットアップ 田辺健一 人事本部HRスペシャリスト&リクルーター 現場マネジャーとの連携で活躍できる人材を見極める

「人材を獲得できなければ事業が進まない」という採用担当者へのプレッシャーが強まっている。成長を続けるグローバル企業ネットアップの日本オフィスで採用を統括する田辺健一氏に、採用の状況や取り組みを聞いた。

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田辺健一 人事本部HRスペシャリスト&リクルーター

事業の特徴や強化している分野を教えてください。

 当社は1992年に米カリフォルニア州のサニーベールで創業し、データを保存・管理するためのストレージを世界中で販売しています。また、リモートへのデータのバックアップやSnapshotなど、データ保護といった観点でもお客様のビジネスを支援しています。
 ストレージ専業ベンダーということもあり、ストレージ、データマネジメントに対して集中した投資が行え、常に最先端の製品を提供出来ることが強みの一つです。
 日本オフィスは1998年に設立され、当社の製品を扱う販売パートナーの支援を行っています。社員数は174人(4月時点)です。最近の業績(2013会計年度)は前年度比24%の伸びで、12四半期連続で二けた成長を達成しています。
 日本のストレージ市場はクラウドなどの技術的な要因に加え、東日本大震災後のデータ管理のバックアップに対する意識の高まりに伴い、今後も成長が見込まれています。
 当社は自らお客様を開拓したり、ソリューション型のよりハイタッチな営業活動を強化することによって、事業のさらなる拡大を目指しています。昨年は東京、大阪、名古屋に続く拠点として福岡に進出しました。

採用の状況や求めている人材を教えてください。

 新卒採用はなく、中途採用のみを行っています。採用数は事業部門が決めますが、昨年の採用実績は34人で今年も同水準の採用を予定しています。職種は営業20人、SE10人、バックオフィス・サポート数人という割合です。
 ポジションによって必要なスキルと経験は異なりますが、営業職では、先ほどお話したようにハイタッチな営業を目指しているため、企業のキーマンに対して効果的なアプローチができる能力や経験を持つ人材を求めています。
 単に製品を売るのではなく、製品を活用してお客様の様々な課題解決のための多様な提案を行っていくために、ストレージ以外の周辺分野出身の人材を採用するケースも増えています。今年については、入社後の育成を前提とした若手の採用やダイバーシティのための女性の採用を増やす方針です。

若手の採用を増やす理由は、即戦力となる中堅以上の採用が難しくなっているということでしょうか。

 採用が難しくなっているのは間違いありません。ストレージは狭い分野ですので採用の対象になる高度な専門性を持つ人材は限られ、市場も成長しているため人材が不足しています。ソリューション営業ができる人は特に人気で、同じIT業界でも他の分野へ転職してしまうこともあります。
 また、社員の年齢層が上昇傾向にあるため、若手を今のうちから確保することも理由の一つで、5月には若手を育成していくことも踏まえた組織変更を行いました。スキルや経験のある人材は報酬も高くなりますので、バランス良く若手を採用していく必要があると考えています。
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