2013年10月10日

兒玉彰 プロフェッショナルバンク社長 ミドル層のヘッドハンティングで即戦力人材の獲得を支援

転職市場に出てこない優秀なミドル層のヘッドハンティングで、クライアント企業から高い支持を得ているプロフェッショナルバンク。「企業の人材ニーズが集中しているのは即戦力のミドル層」と語る同社の兒玉彰社長に、企業の求人状況や同社のヘッドハンティングの特徴などを聞いた。

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兒玉彰 代表取締役社長

企業の人材マネジメントの変化について感じていることはありますか。

【プロフィル】
1964年兵庫県生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒業後、テンポラリーセンター(現パソナグループ)入社。営業部を経てパソナオーストラリア現地法人代表就任。1993年パソナ営業部帰任。首都圏営業統括執行役員、東日本営業統括常務執行役員を歴任後2004年8月常務執行役員退任。その後プロフェッショナルバンク代表取締役副社長、2007年4月同社代表取締役社長就任。
 商品・サービスはもちろん、産業や企業の寿命が短くなる中で、企業を成長させ続けるには即戦力の人材の強化で対応される企業が急増しています。
 新卒を採用して終身雇用をベースとした人材ポートフォリオを組むという組織運営では、社内にいる人材や能力を前提に事業戦略を考えることになります。しかし、それでは事業や商品・サービスの短サイクル化にキャッチアップし切れない局面が多く、外部の経験者を即戦力として採用することで、時間の短縮を図っています。
 業績を伸ばしている企業の共通した特長は、「理想の姿」がまず先にあって、その実現には何が不足しているかと逆算し、埋める即戦力の人材を採用するという考え方を取っているところが多いと思います。
 新興の成長企業だけでなく、例えば繊維大手が燃料電池の専門技術者を採用して新規事業を始めるなど、歴史のある大企業の中にも「このままでは衰退しかない」と危機感を持つ経営者や人事責任者が増えています。

特にどのような業種や職種で人材ニーズが高まっていますか。

 業種や職種によって人材需給のバラつきは大きく、ミスマッチがますます進んでいます。当社への求人依頼についていえば、業種ではIT、ライフサイエンス・製薬、医療・介護、建設、職種では研究開発職やエンジニア、法人営業などのニーズが多くなっています。
 日本企業の海外進出に伴い、海外部門の責任者や現地法人トップの求人も多いですね。特に日本と現地をつなぐことができるブリッジ人材の依頼が急増しています。当社のグループ会社MRI Japanは世界最大級の人材サーチネットワークMRI Networkのメンバーなので、こうした海外関連の求人にも積極的に対応しています。
 また、経営層では事業承継にかかわるニーズが増えています。後継者がいる場合も「二代目にしっかりした番頭役が欲しい」、逆に「先代に仕えていた番頭を変えたい」といった要望が寄せられています。共通するのは「求人メディアや登録型の人材紹介ではどうしても採れない」という相談だということです。

貴社はそのような採用が難しい人材のヘッドハンティングを行っているということですね。

 リーマン・ショック以降ずっと感じていることですが、「欠員が出たら募集し、集まった中からベストな人材を選考する」といった従来の採用手法では、本当に業績に貢献できる人材を採用できない状況になっています。
 当社では事業部長や次長、課長、専門職といったミドル層のヘッドハンティングに注力していますが、企業の人材ニーズが集中しているのはまさにこの階層です。しかし、ミドル層で即戦力となる求職者は転職市場にはそう多くいません。まして、どの企業も欲しいような評価の高い人材は、当然、現職場からも評価されて待遇も良いでしょうから自ら動くことはまれです。
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