2016年6月23日

「残業が少なく自分の時間を持てる職場」を望む新入社員が初めて7割超える、女性は8割以上

 「残業が少なく自分の時間を持てる職場」を望む新入社員が前年から大幅に増加して初めて7割超えたことが、日本生産性本部の調査で分かった。

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 今年の新入社員を対象に「残業が少なく自分の時間を持てる職場」と「残業が多いがキャリア・能力が高められる職場」のいずれかを選んでもらったところ、「残業が少なく自分の時間を持てる職場」が74.7%、「残業が多いがキャリア・能力が高められる職場」が25.3%となった。

 「残業が少なく自分の時間を持てる職場」を選んだ人が、前年からの増加幅としては過去最大の7.5ポイント増となり、初めて7割を超えた。

 男女別で見ると、男性が71.9%、女性が81.7%で、女性が男性を約10ポイント上回っている。

 また、「発揮した能力をもとにして評価が決まり、昇格に差がつく職場」と「年齢や経験により平均的に昇格する職場」のいずれかを選んでもらったところ、「発揮した能力をもとにして評価が決まり、昇格に差がつく職場」が57.7%、「年齢や経験により平均的に昇格する職場」が42.3%となった。

 「年齢や経験により平均的に昇格する職場」が2012年の33.5%から4年連続で増加し、2年続けて過去最高を更新した。

 「良心に反する手段で進めるように指示された仕事」に対して、「指示の通り行動する」と回答した人は45.2%。「分からない」は44.2%、「従わない」は10.6%で、「指示の通り行動する」が「分からない」を初めて上回った。

 「これからの社会人生活は不安より期待の方が大きい」に対して、「そう思わない」と回答した人が52.4%で、調査開始以来初めて5割を超えた。

 今回新設された「インターンシップ制度の利用」に関する質問では、インターンシップを利用した人の割合は44.0%で、そのうち、インターンシップ先に就職した人の割合は27.0%だった。

 「今の会社に一生勤めようと思っている」は55.9%で前年(54.7%)から微増で、2009年から8年連続で5割を超えている。

 調査は、日本生産性本部の新入社員教育プログラム等に参加した今年の新入社員1951人から回答を得た。
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