2016年2月26日

ジェイ エイ シー リクルートメント決算 売上21%、営業利益32%の増収増益 今期も各20%増加を目指す

 ホワイトカラーの人材紹介大手のジェイ エイ シー リクルートメント(東京・千代田、松園健社長)は2015年12月期決算および2016年の経営方針を発表した。15年12月期の決算は、売上高が前年比20.7%増の112億円、営業利益は32.1%増の35億1900万円の増収増益で好業績となった。

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 同社が中期で掲げている経営目標「PPP&I」の達成状況は、「Professionals」(プロとしての決定率)では求人成約率が目標30%に対し21.1%でほぼ求人10件中2件の成約率、人材(登録者)成約率についても目標20%に対し9.0%となりほぼ登録者10人中0.9人の成約率と高い成約率を実現させている。

 この結果、「Productivity」(生産性)はコンサルタント一人当たりの月間成約額が目標300万円に対し196万円で、1件当たりの平均単価(成約手数料)は第4四半期に208万円となり着実に上昇している。

 「Profitability」(利益)はGP営業利益率が目標30%に対して32.3%、「International」(インターナショナル領域の事業展開)では強化している国際領域の事業展開比率が目標50%に対して55%を達成するなど業績向上の要因となった。

 2016年12月期は、売上高134億4200万円(20.0%増)、売上総利益130億1000万円(19.4%増)、営業利益40億5200万円(15.1%増)、経常利益40億5400万円(15.0%増)を見込む。

 そのための具体策として、「採用」では専任マネジャーを配置するために予算と要員を増強し、「教育」で専任セクションを新設して教育カリキュラムを充実させる。

 「BPR(業務改革推進)」で求職者を呼び込むリサーチャー、コンサルタントを補佐するアシスタント体制の定着を推進する。

 「給与制度・ESOP制度導入」では優秀者への配分強化と貢献度の高い社員に自社株を交付し、「マネジメント」では組織拡大に向けた管理職増員でマネジメント力を強化することなどを掲げ、注力する。

 同社では2016年以降も引き続き人材紹介のマーケット全体が拡大して東京オリンピックが開催される2020年までにさらに30%程度成長すると見通し、コンサルタント800人体制を構築して中高額求人領域における圧倒的な業界リーダーになるという目標を示した。

 決算説明会で松園社長は、「高額帯で両面型のコンサルティングという特徴を活かしながらコンサルタントを増やしていくことが優先的なポイントになる」と話し、コンサルタントの定着と採用が業績向上のための取り組み課題になる強調している。

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ジェイ エイ シー リクルートメントは、求人と候補者を一人のコンサルタントが担当する両面型の人材紹介会社としては国内最大規模で東証一部企業。採用ニーズに質量とも対応し、ミドルからエグゼクティブ層、グローバル人材やスペシャリストの紹介が得意。グループ海外各社の統合によって、さらなるグローバル市場の取り込みへ国内外で展開できる体制を整えた。エグゼクティブ層の紹介を強化しており、コンサルティングの質を一層高めるためにコンサルタントの教育・育成にも力を入れている。(日本人材ニュース編集部の評価)
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