2016年4月13日

企業倒産 25年ぶりに9000件を下回る

 2015年度の企業倒産が25年ぶりに9000件を下回ったことが、東京商工リサーチの調べで分かった。

 (777)

 2015年4月から2016年3月の負債額1000万円以上の企業倒産件数は8684件で、前年度に比べ9.0%減だった。7年連続の減少で、1990年度(7157年)以来、25年ぶりに9000件を下回った。

 負債総額は2兆358億4300万円で、前年度に比べ8.9%増だった。負債100億円以上の大型倒産が16件(前年度9件)と多く、7年ぶりの増加となった。

 最も負債額が大きかった倒産は年金資産運用のMARU(旧:AIJ投資顧問)の1313億円。負債1億円未満の倒産が全体の約7割を占めている。

 上場企業の倒産は第一中央汽船(負債額1196億700万円)と江守グループホールディングス(711億円)の2件。「円安」関連倒産(145件、前年度比44.2%減)が減少する一方、「チャイナリスク」関連倒産(120件、同90.4%増)が増加した。
 
 倒産件数を産業別に見ると、分類10産業のうち増加したのは金融・保険業(49件、前年度比11件増)のみ。サービス業他(2131件、同252件減)、卸売業(1331件、同86件減)、卸売業(1272件、74件減)、小売業(1189件、61件件)は1000件を超えている。

 倒産件数を地域別に見ると、5年ぶりに9地域全てで前年度を下回った。
2 件

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

日本人材ニュース|人材採用と人材育成の人事専門誌

関連する記事

上半期の倒産は9年ぶりに前年同期を上回る、負債総額7年ぶりに2兆円超

上半期の倒産は9年ぶりに前年同期を上回る、負債総額7年ぶりに2兆円超

 東京商工リサーチの調査によると、2017年度上半期の企業倒産は低水準ながら9年ぶりに前年同期を上回ったことが分かった。
企業倒産8年連続で減少、上場企業の倒産はゼロ

企業倒産8年連続で減少、上場企業の倒産はゼロ

 2016年度の全国企業倒産は8381件で、8年連続で減少したことが東京商工リサーチの調べで分かった。1990年度以来26年ぶりに上場企業の倒産がなかった。
東日本大震災 関連倒産が6年間で1951件、半数以上が風評被害や自粛による売り上げ不振

東日本大震災 関連倒産が6年間で1951件、半数以上が風評被害や自粛による売り上げ不振

 東日本大震災後の6年間で判明した倒産が1951件にのぼっていることが、帝国データバンクの調査で明らかになった。
労働者派遣業の倒産は前年同期比8.0%増、小規模企業の倒産が増加

労働者派遣業の倒産は前年同期比8.0%増、小規模企業の倒産が増加

 1~10月の「労働者派遣業」の倒産は前年同期比8.0%増となる54件に達し、増加傾向にあることが東京商工リサーチの調査で分かった。しかし、大型倒産の発生はなく、小規模企業の倒産が増加しているのが実態だ。
上半期の倒産は8年連続で減少、1990年度以来の低水準

上半期の倒産は8年連続で減少、1990年度以来の低水準

 東京商工リサーチの調べによると、今年度上半期の企業倒産が1990年度以来の低水準となったことが分かった。

この記事のキーワード

この記事のライター

編集部 編集部

サイト会員限定記事

セミナー・イベント

プレスリリース