2019年7月22日

2019年下半期の転職市場は、求人数の増加ペースが穏やかに パーソルキャリア

 人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「転職市場予測2019下半期」によると、2019年下半期(7月~12月)の転職市場は、2年ほど続いた求人数の増加トレンドに変化があるとみられており、求人数の増加ペースが穏やかになると予測されている。

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 2019年下半期(7月〜12月)の転職市場全14分野のうち求人数が「増加」が5分野、「ほぼ変わらない」が5分野、「やや減少」が4分野と見込まれている。

 ここ2年ほど、求人数の予測は「増加」が過半数を占めていたが、今回は「増加」「変わらない」「減少」が3分の1ずつで拮抗する状況となり、求人数の増加ペースが緩やかになると見込みだ。

 この背景についてパーソルキャリアでは「企業は例年年末に向けて新規の人材募集を控える傾向があることや、米中貿易摩擦の影響を企業が様子見している」と指摘する。

 一方、「すでに過去最高水準の求人数であるため、“変わらない”と予測しているケースもある。そのため、求人の増加ペースは緩やかになるが、転職市場全体の求人数は現在と同水準を維持する」とした。

【職種別 求人数動向】
営業……求人数はやや減少
人事……求人数は緩やかに増加
経理……求人数はほぼ変わらない
法務……求人数は増加
企画・マーケティング……求人数はほぼ変わらない
クリエイティブ……求人数はほぼ変わらない
IT・通信……求人数はほぼ変わらない
電気・機械……求人数はやや減少
化学・素材……求人数はやや減少
建築・土木……求人数は緩やかに増加
販売・サービス……求人数はほぼ変わらない
金融……求人数は緩やかに増加
メディカル……求人数は緩やかに増加
事務・アシスタント……求人数はやや減少

 また、転職市場の動向についてパーソルキャリアでは「2019年下半期は、特定の業界が求人を牽引するのではなく、分野によって事業会社とアウトソーサーのそれぞれに求人ニーズが分かれるだろう」と指摘する。

 従来、「定型化した業務は外注し、専門的な業務は自社で行う」ことが一般的だったが、そうした状況にも変化が見られるという。

 パーソルキャリアでは「“IT・通信”、“法務”、“企画・マーケティング”、“クリエイティブ”では、外注していた業務を内製化する動きがあり、事業会社側に求人ニーズが発生するだろう」と指摘。これは、企画から実行までのスピードアップを図るとともに、社内に業務の知見を蓄積することが狙いだ。

 一方、「“営業”、“人事”、“経理”、“事務・アシスタント”、“メディカル”は、専門のアウトソーサーがサービス範囲を拡大する傾向があり、アウトソーサー側に求人ニーズが出る」と想定されている。
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