2020年7月6日

【新卒採用】選考オンライン化で納得感持てず、内定後も就活続ける学生が非常に多い

シンクトワイス 猪俣 知明 代表取締役

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 新型コロナウイルスの影響で新卒紹介求人数は昨年同月比で50%減少しました。各社の選考休止によって紹介していた選考中の学生は休止を余儀なくされ、4月からの2カ月間はオンライン選考実施企業に紹介が集中しました。

 6月に入り求人数は徐々に回復しつつありますが、再開の目途すらたてていない企業も多く、もとに戻るのは8月くらいかと予測しています。

 一方、当社のような新卒紹介会社への登録学生数は飛躍的に伸びており、新卒紹介サービスの学生認知が拡大していると感じています。昨年同月比の内々定率は15ポイントも下がっており、約7割がいまだ就活継続中です。

 企業は選考を休止していた学生への再開対応と、オンライン選考の影響からかエントリー数が激増しており、目下、その選考に追われているようです。

 ただ、21年卒採用のリスタートについて、いまだ意思決定できていない企業が想定より多く、仮に動き出したとすれば、年内まで採用を行う企業が増えそうだと推測されます。

 学生の動向として特徴的なのは、内定が出ても就活を継続する学生が非常に多いことです。選考がオンライン化したことで、その企業で働くイメージが薄く、納得感を持てないことが大きな理由のようです。

 また行きたかった企業の説明会がいまだ開催未定であったりと、受け切れていないことも躊躇に繋がっている理由だと思います。

 このオンライン化の影響が6月以降の採用後半戦に大きく起因すると考えます。手軽に説明会に参加できてしまうことで母集団が増え、内定を出しても承諾しない…。この母集団バブルにいかに早く気づけるかが採用の成否を決めるかもしれません。

 現状の母集団から採用できる数的な根拠だけで活動するのではなく、6月から新たな母集団を形成しつつ、オンライン説明会コンテンツの見直しや、内定出し面談での他社就活状況の把握、その後の細やかな内定者フォローなど、ゴールを内定承諾ではなく入社に設定した追加策を検討されるべきだと思います。

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シンクトワイス代表の猪俣氏は新卒紹介サービスのパイオニア的存在で、採用の成功にコミットする姿勢がクライアントの信頼につながっている。コンサルタントが企業と学生の両方を担当するコンサルティングでマッチング精度を高めており、クライアントのニーズに対するきめ細かい対応力が強み。特に育成を組み合わせたITエンジニアの新卒紹介には大手企業からも問い合わせが増加しており、有効な採用手法として利用が広がっている。(日本人材ニュース編集部の評価)
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