2018年5月24日

ヒューマンホールディングス RPAを全社導入し業務削減目指す、導入支援は全国9拠点に拡大

 ヒューマンホールディングス(東京・新宿、佐藤朋也社長)は、6月1日から定型的な業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を全社で本格導入する。ノウハウを有する人材サービスのヒューマンリソシア(東京・新宿、御旅屋貢社長)がグループ全社に対しRPA教育の機会を設け、必要に応じて導入支援、シナリオ作成サポートも行う。

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 RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、ソフトウエア型ロボットによる業務自動化の取り組みのこと。「仮想知的労働者(Digital Labor)」とも言われ、主にバックオフィスにおけるホワイトカラー業務の代行を担う。

 同社では、既に人事労務関連では社員の勤怠未入力者抽出やメール配信を自動化するなど、順次トライアル稼働を進めてきた。4月から自動化が可能な業務の洗い出しに着手し、6月から27種類の業務に導入範囲を広げ、年間最大4万1000時間の業務削減を目指していく。

 内訳は、事務企画関連で年間1万1000時間、営業関連では事務作業を1日1人当たり0.5時間低減することによって年間3万時間を削減。請求書作成や報酬に対する源泉所得税の計算、支払調書作成、監査対応資料作成などの業務でRPAを活用する。

 新たに生み出された時間は、営業活動等に割り当てるほか、時間外労働の削減を推進し業績向上につなげるとしている。

 またヒューマンリソシアは、RPAを運用できる人材を育成する「RPAトレーニングセンター」を、6月までに北海道から沖縄まで全国9拠点に拡大し、導入企業の運用担当を育成する独自講座を開講する。

 各センターでは、専任インストラクターによる「シナリオ作成養成講座」の開講はもちろん、シナリオ作成サポート担当を配置し、RPAの導入支援、管理者の育成、スタッフ派遣によるオンサイトでのRPA活用支援まで、ワンストップでRPAを活用した生産性向上支援サービスを提供する。

 2020年度末までには、1万人が同センターでRPA講座を受講する見込みとなっている。

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