2018年7月5日

【新卒採用】学生は採用広報活動開始までにエントリー企業の選択をほぼ終えている

キャリアマート 石井 貴善 採用コンサルティング事業部マーケティングマネージャー

 (21840)

 求人倍率1.88倍の19年卒採用は超売り手市場。3月から広報活動開始、6月から選考活動解禁となって3年目ですが、19年卒の6月1日時点の内定率は69.0%(リクルートキャリア発表)と、もはや経団連の「採用選考に関する指針」は絵に描いた餅。

 一部の大手企業だけはルールを順守していますが、5月までに面談・キャリア相談会等の名前で選考を実施し、6月1日に最終面接をして内定を出すという企業もある状態です。中小・ベンチャー企業は3月から選考を実施し、内定を出し始めます。早い企業では1月から選考を開始する企業もあります。

 一方、学生の動きも早期化が進み、マイナビの調査ではインターンシップ参加率は70%超。広報活動開始までにエントリーしたい企業の選択をほぼ終え、3月に一気にエントリーした後は絞り込みの段階に入っていきます。

 既に20年卒向けのインターンシップサイトもオープンしていますが、6月1日時点のリクナビ2020への登録学生数は46万人超え、掲載企業数も1万社超えと、企業・学生共に活動の早期化が進んでいます。

 超売り手市場で欲しい人材を採用するためにはどうすればいいでしょう。ルール通り3月から就職サイトに掲載し、6月から選考していては大きく出遅れてしまいます。学生がエントリー企業を絞り込んでいる3月1日(就職サイトオープン)前までに認知してもらうには、インターンシップサイトへの掲載はもはや必須です。

 ターゲット学生を明確にし、競合にも勝てる自社のポジショニングを確立することも大切です。早期から活動を行えば、入社までの長期間のフォローが必要ですし、競合他社との奪い合いになるので、自社を選んでもらうための戦略も必要です。

 採用活動もマーケティング思考で、3C分析をし、誰にいつ何を伝え、興味関心フェーズから入社の意思決定をしてもらうまでのシナリオ設計をしないと、学生に選ばれる1社にはなれません。

おすすめの記事

定額残業代制度によるトラブルを防ぐためには

定額残業代制度によるトラブルを防ぐためには
近年、若者を使い捨てにする「ブラック企業」が社会的問題になり、時間外労働に対する割増賃金や労働時間管理などに対する労働基準監督署の監督指導が強化されています。残業代を定額で支払うような制度の留意点について解説します。
5 件

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

日本人材ニュース|人材採用と人材育成の人事専門誌

関連する記事

大学生の就職内定率が91.9%と調査開始以降、同時期で過去最高

大学生の就職内定率が91.9%と調査開始以降、同時期で過去最高

 2019年3月卒業予定の大学生の就職内定率が91.9%となったことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、2月1日現在の状況を取りまとめた。
【新卒採用】採用ターゲットの学生に限定したインターンシップや説明会が増加

【新卒採用】採用ターゲットの学生に限定したインターンシップや説明会が増加

アクセスヒューマネクスト 冨澤 一憲 代表取締役社長
大学生の就職内定率87.9%と同時期で過去最高、関東では90%超

大学生の就職内定率87.9%と同時期で過去最高、関東では90%超

 今春卒業予定の大学生の就職内定率が87.9%となったことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、2018年12月1日現在の状況を取りまとめた。
大卒初任給20万6700円、すべての学歴で前年超

大卒初任給20万6700円、すべての学歴で前年超

 2018年の大卒初任給は前年比0.3%増となる20万6700円で、すべての学歴で前年を上回ったことが厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で分かった。
10月1日現在の大学生の就職内定率77.0%、3年連続で調査開始以来の最高値を更新

10月1日現在の大学生の就職内定率77.0%、3年連続で調査開始以来の最高値を更新

 来春卒業予定の大学生の就職内定率が77.0%となったことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、10月1日現在の状況を取りまとめた。
2019年卒学生の採用充足率8割台、採用活動は前年より厳しかった企業が4割超

2019年卒学生の採用充足率8割台、採用活動は前年より厳しかった企業が4割超

 2019年卒学生の「採用充足率」(内定者数/募集人数)は前年を1.4ポイント上回る84.4%となっており、企業にとって厳しい状況が続いていることが、マイナビ(東京・千代田、中川信行社長)の「2019年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」で明らかとなった。
2020年卒学生の過半数は大手志向 ディスコ調べ

2020年卒学生の過半数は大手志向 ディスコ調べ

 2020年卒学生を対象に就職活動について聞くと、過半数は大手志望であることがディスコ(東京・文京、新留正朗社長)の学生モニター調査で明らかとなった。
LINEと連携できる新卒採用管理システム「Reworks Cloud」で学生の返信率向上、選考参加者数1.5倍を実現

LINEと連携できる新卒採用管理システム「Reworks Cloud」で学生の返信率向上、選考参加者数1.5倍を実現

新卒採用で会社説明会に予約していないエントリー学生に対して、メールや電話で予約を促す業務に忙殺される採用担当者は多い。しかし、メールを見ず、電話にも出ないという学生が急増。そこで、リアライブ社が提供する、学生の主要な連絡手段である「LINE」と連携した新卒採用管理システム「Reworks Cloud」に注目したい。

この記事のキーワード

この記事のライター

編集部(レポート担当) 編集部(レポート担当)
セミナー・イベント一覧

サイト会員限定記事

セミナー・イベント

プレスリリース