2017年12月11日

意外と知らない!?和食のテーブルマナー

私たちが食事をするとき、そこには社会人として当たり前に知っておくべきテーブルマナーや暗黙のルールが存在します。大人として、最低限のテーブルマナーは身につけておきたいもの。今回のテーマは「和食」です。和食を綺麗にいただくための知識をご紹介します。

一般的な和食の流れ

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懐石料理

和食といえば懐石料理。基本的な流れさえ把握しておけば恥ずかしい思いをすることはないでしょう。

懐石料理は、もともと、茶を楽しむ前に空腹をしのぐための軽い食事のこと。千利休の活躍した時代に形式が整えられました。一汁三菜を中心として、少量ずつ食べるように工夫されています。

温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに食べてほしい、というおもてなしの心から、一品ずつ出てくるのが基本です。現在のレストランでは、最初から並べられている場合もあります。

懐石料理の一連の流れは次のとおりです。

①脚のない膳で飯、汁、向付
②椀盛(平椀、煮物)
③焼物
④炊き合わせ、酢の物、和え物
⑤小吸物(白湯)
⑥盃を交わす肴
⑦湯桶、漬物
⑧菓子、濃茶


会席料理


結婚式などでよく見かけるのが「会席料理」です。

「会席」とは、もともと連歌や俳諧の席を指す言葉です。格調高い「本膳料理」が次第に簡略化され、お酒を楽しむ場の料理として会席料理となりました。こちらも流れを把握しておきましょう。

①先付け
②前菜
③椀盛
④向付(お作り。おめでたい席では船盛)
⑤煮物(炊き合わせ)
⑥焼き物
⑦揚げ物
⑧ご飯・香の物・止め椀
⑨水物(デザートの果物など)

基本は、盛られている料理を手前から、崩さずに食べること。お店によって順番や品数が前後しますが、落ち着いて楽しむようにしましょう。

箸の使い方

和食で必ず使用するのが箸。お箸の使い方は、和食のテーブルマナーの根本部分です。自分が正しく使えているか、もう一度見直してみてください。

箸を持つ位置は真ん中より少し上が良いでしょう。下の箸を薬指と小指、上の箸を残り三本の指で支えるとバランスがよくなります。上の箸だけを動かして料理をつまんでください。

箸置きから箸を取り上げるときは、次の手順で行います。
①持ち上げる
②その手をサイドにずらす(片手は箸に添えたまま)
③持ち上げてずらした方の手でそのまま箸を持つ

器の持ち方

和食では、器は手に持って食事します。ただし何でも持って良いわけではないので注意しましょう。目安として15cm以下のお椀、小皿などは持ち上げてもかまいません。

右手側の器は右手、左手側の器は左手で引き寄せるようにします。持つときには両手で包み込むように持ち上げること。その際、箸は休ませておきます。器は胸元まで持ち上げると綺麗な姿勢を維持できます。

お椀を開ける際には両手で。左手でお椀のフチをしっかり押さえ、右手でフタの糸底の部分をつまみましょう。

食べ終えたら?

食事中のテーブルマナーが完璧でも、食後に完璧なまま終えられなければ印象が悪くなってしまいます。綺麗に見える状態に戻すことが肝心です。

残ってしまったものや串などは器の隅に寄せて、箸は箸置きに。お椀等の蓋は再び被せます。女性で一番気をつけるべきは口紅です。器についてしまったら懐紙で拭き取りましょう。

爪楊枝を使いたいときには、なるべく人目を避けるようにしてください。隠しながらでも品が良いとは言えません。

NG行為

和食に限らず、テーブルマナーにはNG行為が存在します。事前に覚えておきましょう。

・料理を崩す
料理の盛り付けを気にせず崩して食べてしまうのは失礼な行為です。

・器に口を近づけて食べる
食べるときは器に口を近づけるのではなく、器を口に近づけましょう。かきこむように食べたり肘をついて食べたりするのも良くありません。

・大皿から直接食べる
大皿から料理をとる際は、一旦小皿にとってから食べましょう。食べかけの料理を再び皿に置くのもマナー違反です。

細かいルールが面倒と思ったとしても、他人がやっているのを見かけたら嫌だなと感じるはず。自分自身が綺麗に食事できるよう心がけましょう。

感謝しながら食事しよう

和食のテーブルマナーには細かなルールが多数存在します。どの料理でもそうですが、日本人だからこそ和食は綺麗に食したいですね。

毎日美味しく食事ができるのは作ってくれる人や、素材を育ててくれる人、一緒に食べてくれる人がいるから。ありがたい気持ちで食事をすると、普段気づかない心配りや気遣いができるようになるはずです。

基本的なテーブルマナーを覚えて、ここぞというときにきれいに食事ができるようにしておきましょう。
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