2017年6月30日

Rosic/一元管理した人材情報で要員・人件費をシミュレーション 他

人事部門の生産性を高めるためには、パートナーとなる人材会社選びやサービスの有効活用が欠かせない。注目サービスの特徴や活用法などを紹介する【Rosic、wevox、jinjer】

 (26914)

Rosic/一元管理した人材情報で要員・人件費をシミュレーション

 テクノロジーをうまく活用することによって、人材の様々な情報が効率的に収集できるようになっている。情報を一元管理して時系列や事業組織単位などの多様な切り口でスピーディーに分析できれば、経営の意思決定に大いに役立つ。

 大手・中堅企業向けに「Rosic」人材マネジメントシステムを提供するインフォテクノスコンサルティングは、「要員推移分析」「要員シミュレーション分析」「人件費シミュレーション分析」「経営指標分析」といった機能を備える「Rosic Analytics」を提供している。

 「要員推移分析」では、過去から現在までの要員構成を時系列に可視化し、入社数・率、退職率、再雇用率などの実績値を得ることができる。その実績値と基準日時点の従業員属性データや昇格モデルを組み合わせることで根拠の明確な予測を実現するのが「要員シミュレーション分析」だ。さらに、要員シミュレーション分析結果とモデル賃金テーブルによって「人件費シミュレーション分析」で将来の人件費を予測する。

 また、人件費や労働時間などのデータと会社の重要数値の関係を示すのが「経営指標分析」で、経営陣は過去から将来のデータに基づいて人事のKPIを定めて最新状況を共有することができる。

Rosic(ロシック)「経営・人事・従業員の視点から必要とされる人材マネジメントを支援するシステムです」 - 人材コンサルティング会社&サービスガイド100選

Rosic(ロシック)「経営・人事・従業員の視点から必要とされる人材マネジメントを支援するシステムです」 - 人材コンサルティング会社&サービスガイド100選
数多くの企業向けシステムの受託開発実績に基づく技術力が人材マネジメントシステム「Rosic(ロシック)」の基盤となっている。人事とシステム双方に精通したコンサルタントやSEがそろっており、コンサルティングやサポートに対応する安心感がある。長年にわたって安定的な事業運営を行い、日本企業の人材マネジメントの実態や課題に沿った機能強化と品質向上に努めている点が評価され、中長期の視点で人材活用を考えている各業界の優良企業が利用している。(日本人材ニュース編集部の評価)

wevox/エンゲージメントが指標、組織状態の把握と改善を図る

 昨今の労働力不足においては新しい人材を採用するだけでなく、従業員の定着を図ることが急務である。

 アトラエ社が提供する「wevox」はエンゲージメントを指標とした組織診断ツールであり、組織状態の把握と改善が目指せる。集計結果は組織ごとに一覧で示され、前回から改善された項目は青いマーク、下降傾向の項目には赤いマークが付くなど、直感で経年の結果が判断できる。また、結果の分類は入社年、役職、個人など、様々なカテゴリで見ることもできるため、角度を変えて集計結果を見ることも可能だ。現在はIT、広告、飲食、小売、医療業界など80社以上の企業が導入しており、「結果を受けて人事制度を作った」「UIが分かりやすく回答しやすい」という声が集まっている。

 今後はどのような施策が結果に結びついたのかを表示できたり、他社の取り組み事例をオープンにしていくなど、さらに組織作りに活かせる情報を開示していく予定だ。
 (26551)

色の濃度で数値の上下が一目で分かる

jinjer/人事データを横断で管理、取得データをAI解析に活用

 人事データを横断的にマネジメントできるプラットフォームを提供するのが、ネオキャリアの「jinjer」だ。

 本サービスは、採用後の役所への各種申請、そして入社後の勤怠管理まで、人事データを一気通貫で管理することが可能。マルチデバイスに対応しており、従業員は出先からスマホやタブレットで勤怠を登録することができ、管理者も同じく対応可能だ。

 さらに、本サービスの特徴は従業員の情報をシームレスに管理することで取得できるビッグデータをAIが解析し活用する点だ。出勤時に従業員の笑顔の写真を撮影し、写真から個人の変調をAIが判定する笑顔判定機能や、打刻時間や残業、有給休暇取得の状況からAIがエンゲージメントを算出するエンゲージメントアラート機能など、蓄積されたデータを活用して人材の定着や育成、活性化を図ることができる。人事業務を効率化するだけでなく、ビックデータを得ることで、企業の人事戦略や経営戦略にも活かしていくことができる。

 今後は年度内に人事管理やマイナンバー管理のサービスを追加する予定。また他社とのアライアンスも視野に入れ、給与計算や福利厚生、人材教育など、さらに人事データを広く活用できるようサービスを拡大していく方針だ。
9 件

関連する記事

「Rosic」人材マネジメントシステム 時系列分析と将来予測、人事のKPIの可視化・共有を支援

「Rosic」人材マネジメントシステム 時系列分析と将来予測、人事のKPIの可視化・共有を支援

企業人事にテクノロジーをどのように活用していけばよいのだろうか。大手・中堅企業向け人材マネジメントシステムとして定評がある「Rosic(ロシック)」は、要員・人件費シミュレーション分析や、経営指標分析で人事のKPIマネジメントをサポートする機能を新たに開発し、経営により貢献する人事を実現するための支援を強化している。
HRテックの最新動向 高機能・低価格で大幅に生産性向上

HRテックの最新動向 高機能・低価格で大幅に生産性向上

 HRテックを取り入れる企業は近年拡大傾向にある。その背景には安価でかつ安全なサービスを取り入れることで、人事部門の生産性向上や社員の働きやすさ向上につなげる意図がある。新卒採用、中途採用、労務管理、タレントマネジメント、教育・研修、組織診断、社内SNSの7つの分野の日本におけるサービスを取材した。
人事専門家に聞いた 2017年 人事の最重要テーマは次世代リーダーの育成

人事専門家に聞いた 2017年 人事の最重要テーマは次世代リーダーの育成

ビジネスのグローバル化や少子高齢化による労働力人口の減少など、経営環境の変化に対して従来型の人事では対応が難しくなっている。「2017年の人事の重要テーマ」を、企業の採用、育成・研修、組織力強化などを支援する専門家50人に対してアンケート調査で聞いた。

人事向け限定情報を配信中

人事向け限定情報を配信中