2018年5月21日

働き方改革実践マニュアル 分野別サービス紹介

働き方改革実践に役立つサービスを提供している企業を厳選し、サービス内容についての取材を行った。

【人事評価制度】あしたのチーム/人事評価制度の定着を促し、働き方改革を実現

 人事評価制度を定着させることは生産性向上や離職率の低下につながり、働き方改革の実現を可能にする。

 あしたのチームが提供するクラウドサービス「コンピテンシークラウド™」は、人事評価業務を効率化し、評価制度の定着を促すクラウドサービス。同社はクラウドサービスだけでなく、評価制度の構築から運用までをサポートする「ゼッタイ!評価®」も併せて提供しており、ツールの提供だけでなく自社で運用できるようにトータルでサポートを行う。

 「コンピテンシークラウド™」はビッグデータに基づいて従業員の正当な評価を促すため、評価への納得感が増しモチベーションアップにつながる。「ゼッタイ!評価®」では、月に一度担当者が企業を訪問して運用のサポートを行うため、確実に制度を根付かせることができる。

 今後は個々人に合わせて目標を自動で設定できる機能や給与情報の自動連携などの機能を追加することで、さらに利便性を高めていく予定。
評価者としてのスキルも、自動でレーティング可能

評価者としてのスキルも、自動でレーティング可能

【職場の課題分析】パーソルプロセス&テクノロジー/働き方改革の課題を現場目線で分析し、解決策を提案

 働き方改革を実現するためには、職場の現状を的確に把握した上で施策を進めていく必要がある。

 パーソルプロセス&テクノロジーの「働き方改革プランニング」サービスは、現場目線による支援が特徴で、従業員へのヒアリングやサーベイによって「制度」「マネジメント」「業務」「環境」「意識」の5つの統合的観点から課題を分析し、組織階層別や部門別の課題とその出所を明確に把握する。

 経営陣に対して現場の生の声や客観的な分析結果を示すことで真の課題を明らかにし、解決に向けた具体的な施策まで提案する点がクライアントから評価されているという。また、同社はITシステムの開発・運用、業務プロセス改善などで豊富な実績があり、改革プランの策定だけでなく、導入・普及まで支援できる。

 まだ働き方改革が具体的に進んでいない企業は、同社のノウハウを活用することで取り組みを加速できるだろう。
働き方改革成功に必要な5つの観点から分析

働き方改革成功に必要な5つの観点から分析

【営業支援システム】ソフトブレーン/営業職の見える化・効率化で、労働生産性を向上

 営業職は日中は外回りをしており、帰社後に、資料の作成や報告、会議等を行うことが多く、残業がかさみ生産性が下がっている場合が多い。

 ソフトブレーンが提供する「eセールスマネージャー」は、営業プロセスを見える化し、生産性向上を実現する営業支援システムだ。一般的な営業職の報告業務は、報告を入力するソフト・ツールがバラバラに存在しており負荷が高い。しかし本サービスは出先のスマホ上で操作可能で、活動画面に報告を入力するだけでスケジュールや案件リスト、顧客情報などといった機能へ自動で情報が反映される。

 UIは営業職が使いやすいように設計されており、使い勝手の良さには定評がある。また入力された情報は経営者やマネジャー、さらにサポート部門へ再度情報をまとめ直す必要なく共有可能なため、情報共有や資料作成の手間が大幅に省け、売上向上と残業削減に寄与するのが特長だ。
一度の入力で、さまざまな情報へアウトプットされる

一度の入力で、さまざまな情報へアウトプットされる

【健康経営】RIZAP/食と運動の融合で、従業員の健康改善にコミット

 働き方改革実践に伴い、従業員の健康を維持することで、健全な事業の持続を目指す企業が増えている。

 個人向けフィットネス事業で知名度の高いRIZAPは、法人向けにも健康セミナーを提供しており、健康意識の向上を通じた、企業の働き方改革と健康経営の実践を支援している。

 生活習慣の変革をテーマとし、単発で実施する実践型健康セミナーと、約3カ月間トレーナーが企業に出張して行う出張型プログラムの両方を提供しており、どちらも食と運動の両面から学べる講義とトレーニングを受けることが可能。

 特に出張型プログラムでは、同社のメソッド踏まえた日々の食事管理を受けることができ、目に見えて体重や体脂肪率の改善が実感できる。

 同社の知名度を活かして集客が行えるため、今まで健康に無関心だった層を動かすことで、従業員に広く健康促進行動を促すきっかけとなる。今後も、食と運動の掛け合わせで働く人の健康をサポートしていく。
トレーナーが企業に出張してプログラムを実施

トレーナーが企業に出張してプログラムを実施

【シフト管理システム】リクルートジョブズ/店舗間のスタッフ配置を最適化し、稼働率向上を実現

 採用環境の厳しさが増す中、特に多店舗展開の業態ではアルバイト・パートの確保が課題となっている。

 リクルートジョブズのシフト管理システム「シフオプ」は、IT化によるシフト管理業務の工数削減にとどまらず、スタッフ稼働率の向上を実現させることによって、労働力の確保に効果を発揮している。

 同社のデータによると、スタッフが勤務希望として提出した時間のうち、約22%が却下されており、稼働率向上の余地があることが分かっている。店舗間のスタッフ調整を電話やメールで個別に行うと現場の負担が大きくなるが、一括連絡ができる「シフオプ」であれば調整が容易だ。実際に、小売業の利用企業(7店舗)では一人当たりの月間労働時間が65時間から73時間に増加し、稼働率が10%以上アップしている。

 このように店舗間のスタッフ配置を最適化し、稼働率向上を実現した上で必要な労働力を把握すれば、採用コストの削減にもつながる。
「シフオプ」を通じて一括連絡で調整できる

「シフオプ」を通じて一括連絡で調整できる

【健康管理】メディカルノート/手軽で正確な医療相談ツールで、従業員の健康をサポート

 企業の人材不足が進行する中、従業員の健康管理は今以上に重要性が増す。

 メディカルノートは、自分自身や家族の健康不安をいつでも気軽に専門家に相談できるオンライン医療相談サービス「Medical Note医療相談」を企業の従業員向けに提供している。

 ちょっとした体の不調や、人には相談しにくいメンタルヘルスの悩み、子供や親の体調の異変などに関する健康相談を24時間受け付けており、専門医を中心としたプロの医療チームが1 〜3時間程で返答する。多忙で病院に行く暇がなくても、PCやスマホから時間や場所を気にせず相談可能。

 自社医療メディアとの連携により、相談に関連する医療情報の閲覧もできる。従業員がより安心して働ける環境づくりを目指し、本サービスを福利厚生の一環として取り入れる企業が増えている。

 今後は、同じ病気を抱える人たちのコミュニティ機能を設けるなどのサービス拡充を行う予定。
PCやスマホから時間や場所を気にせず相談可能

PCやスマホから時間や場所を気にせず相談可能

【風土改革】リンクイベントプロデュース/組織の節目に合わせた変革で、企業風土改善を支援

 働き方改革を実践するためには、社員の生産性を向上させることが非常に重要であり、そのために社員がモチベーション高く働ける環境づくりが必須である。

 リンクイベントプロデュースはリンクアンドモチベーションのグループ会社であり、組織のライフイベントに合わせた組織変革の総合プロデュースを行っている。

 企業の節目となる周年イベントや新方針発表、表彰イベントを軸とした従業員のロイヤリティやモチベーション向上を図るための施策を、事前の企画から事後のフィードバックまで提供している。

 企業の相談内容によって、イベント開催よりも研修を行った方が良いと判断した場合、同社のグループ会社に委託するなど、グループ間の連携を行い、企業の目的に合った最適解を提示することが可能。

 今後は、数年ごとにある組織のライフイベントを一貫して請け負うことで、企業の風土改革を中長期的に支援していく予定だ。
イベントの様子

イベントの様子

【eラーニング】シュビキ/常に新しく質の高い1500コース超のプログラムを提供

 従業員のスキルやモチベーションを高めるため、教育研修を行うことは必要不可欠だ。ただし残業抑制が叫ばれる中、効率的に質の高い教育を受けることが求められている。

 シュビキは自社で教育コンテンツ製作を手掛け、eラーニングサービス「BISCUE®」の提供を行っている。リーダー研修やコミュニケーション研修、コンプライアンス研修など22ジャンル1500コースを超える多彩な研修プログラム(多言語対応)を受けることが可能。

 スマートフォンやタブレットなどにも対応しているため、場所や時間を問わずに研修を受けることができる。コンテンツは更新しやすい仕様となっており、新しい情報への修正やクライアントごとに内容のカスタマイズが容易にできるため、常に新しく質の高い研修を受けることができる。

 多様な管理・運用が可能な研修用「BISCUE® TS」、定額・見放題の自己啓発支援用「BISCUE® LS」など、用途に合わせて選択できる。
スマートフォンなどで場所を問わずに受講できる

スマートフォンなどで場所を問わずに受講できる

【人事システム】クレオ/労務コンプライアンス強化を支援し、働き方改革を実現

 働き方改革実践のため勤怠管理システムを刷新し、労働時間管理の厳格化に取り組む企業が増えている。

 クレオは、働き方改革には「労務コンプライアンスの強化」と「業務生産性向上」の2軸の観点が必要と考え、そのためのさまざまなソリューションを用意している。中でも「ZeeM 就業V2」は、アマノ社の「TimePro-VG」をOEM化、企業の労務コンプライアンス強化を支援するソリューションとして新たにリリースされた。

 同社の人事給与システムやタレントマネジメントシステムとの連携により、人事・労務関連の業務全般の生産性向上も図ることができる。

 「ZeeM 就業V2」のリリースにより、働き方改革実践におけるサービスの2軸が揃ったため、今後はトータルで企業の働き方改革を支援する。また、新たにRPAを活用した業務自動化サービスもリリースし、働き方改革に向けたソリューションの更なる充実化を図っている。
さまざまなソリューションで、働き方改革を支援する

さまざまなソリューションで、働き方改革を支援する

【タスクマネジメント研修】ライフ・ポートフォリオ/時間内に成果を出すタスクマネジメント力を身に付ける

 働き方改革では長時間労働の改善が重要視されており、残業せず生産性を向上させ成果を出すにはどうすればよいか、頭を悩ませている企業も多い。

 ライフ・ポートフォリオは働き方改革を実現するために、限りある時間内で最大限の成果と個人の成長を引き出すためのタスクマネジメント研修を提供している。

 研修ではタスク・ポートフォリオ分析を用いて仕事を重要度と所要時間の2軸に分け、近視眼的な時間削減にとらわれず、成果と成長につながる業務に時間を割くためのウエイト付けを整理する。結果、期待役割に見合った業務遂行が可能となり、組織全体の生産性と成果の向上につながる。

 これからの時代は全ての業務に完璧を求めるのではなく、成果と成長に重きを置いて物事をスピーディーに進めるマネジメント能力が求められる。この研修でその能力を身に付けることは、働き方改革の真の意味での手立てになるだろう。
タスク・ポートフォリオ分析

タスク・ポートフォリオ分析

【ナレッジ共有】コニカミノルタジャパン/ナレッジを多言語で迅速に共有し、生産性向上を実現

 日本は急速に高齢化が進んでおり、生産年齢人口は年々減少している。その中で企業は人手不足に悩まされており、現状の従業員の生産性向上を図ることが急務だ。

 コニカミノルタジャパンが提供する「AiLingual®」は業務マニュアルを簡単に作成・多言語に翻訳・迅速に共有できるクラウド型ナレッジ共有プラットフォームで、属人化しがちなノウハウやナレッジを場所やデバイスを問わず簡単に共有することができ、教育効果の最大化とオペレーション品質の標準化により生産性向上を実現する。

 このサービスの大きな特徴は自動で20カ国語へ翻訳することが可能な点にあり、さらにマニュアルに2言語を併記することができるため、外国人スタッフへの説明を行う際に説明しやすく便利と好評だ。

 今後はスマートデバイスから動画や写真を手軽にマニュアル化できる機能を追加するなど、さらにサービスの利便性を上げていく予定。
マニュアルは2 言語併記

マニュアルは2 言語併記

【メンタルヘルス】HRデータラボ/高機能ストレスチェックを無料で提供

 2015年に義務化されたストレスチェックだが、どのサービスを導入すべきか迷う企業も少なくない。

 HRデータラボが提供する「ストレスチェッカー」は大手企業を含め1000社以上に導入されている法人向けストレスチェックサービス。最大の魅力は従業員1000人以下の企業で、かつ自社で運用を行う場合は無料でサービスを利用できる点だ。また、有料で運用を代行できるプランもある。

 サービスはパソコン、スマートフォンの両方で利用可能で、言語は英語にも切り替えることができる。また、セキュリティ強化のため、ファイヤーウォールや不正侵入検知システムなどを実装しており安心して利用することが可能。

 今後は蓄積したデータから、企業規模別や業界別の平均データなどを利用者に提供して自社のデータと比較することで、ストレスチェックの結果を企業課題解決に活かせるようにサービスを拡充していく予定。
設問回答から結果まで、スマートフォンにも対応

設問回答から結果まで、スマートフォンにも対応

【新卒採用支援】リアライブ/早期マッチングイベントで優秀な学生との接点を増やす

 優秀な学生の奪い合いが激しさを増す中、特に中小企業やベンチャー企業にとっては早期に接点を得ること自体が難しく、採用目標を達成できない企業も見られる。

 新卒採用支援を手掛けるリアライブは、就職活動解禁前の早期段階に企業と学生との接点を生むマッチングイベント「JobTryout」を開催しており、年間開催数は300回・参加学生は1万5000人にも及ぶ。

 従来のブース型説明会とは異なり、ビジネスゲームを通して学生の素養を見ることで、一人一人の能力と適性を評価することができる。参加企業は6社・参加学生は50人程度と小規模で、また学生には企業名を事前に公表しないため、知名度の低い企業でも優秀な学生と密な接点を持つことができる。

 同サービスはインターンの集客が困難な企業にとって、質の良いイベントを通して早期に優秀な学生と接点を持つことができると好評で、企業のリピート率は83%に上る。
「JobTryout」の様子

「JobTryout」の様子

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