2016年9月15日

【新卒採用動向】大企業は内定者フォローと18年卒採用に向けた動きにシフト

カケハシ スカイソリューションズ  岩田 徹 ヒューマンリレーション事業部 事業部長

 (10161)

 8月末の時点で大手企業は募集人数を確保し、17年卒の選考はほぼ終えて、内定者フォローと18年卒に向けた動きにシフトしています。

 一方、中堅・中小企業については未だ採用数に届かず苦戦している企業が多い状況です。

 秋以降も募集を継続する場合は、就職活動を行う学生の絶対数が減っている中で、8月以前とは異なった動きも取り入れつつ、希望の学生を獲得するために、合同説明会や新卒紹介など、積極的に学生と出会う機会を持つべきだと思います。

 来年は採用活動時期が変わらないことから、今年と同様3月が学生の動きのピークとなります。そのため、3月までに学生への知名度を高めるためのインターンシップや就職相談会、セミナーなどを積極的に仕掛けていくべきです。

 学生にはインターンシップやセミナーに参加して希望業界を広げたり、自分がやりたい仕事は何なのかを掘り下げながら就職活動に臨む傾向があります。

 単に学生の名簿集めを目的としたインターンシップでは、参加した学生の満足度や会社の認知度は得られず、広報開始後の会社説明会への参加人数の確保はおろか、採用選考の段階で志望動機が低い学生しか集まらず、目標とした採用決定人数に達しないといった事態も起こり得ます。

 そうした状況にならないためにも採用戦略の立案から個々の学生対応(申込み後の電話フォローや招待状の送付、開催後の連絡)に至るまで細かな配慮が不可欠です。

 それによって、会社説明会のタイミングまで学生の記憶に留まり、志望動機が高い学生の母集団形成に結びつき、目標人数の達成とともに、内定辞退の防止にも繋がるものと考えます。

 採用ノウハウがない企業は、来年の今頃になって焦らないために秋から積極的に大学のキャリアセンターとの信頼関係を深めたり、採用支援会社などから話を聞いて採用活動の体制づくりをしっかりと整えることが必要です。

◆人事・マネジメント・キャリア関連書籍プレゼント キャンペーン中!

◆人事・マネジメント・キャリア関連書籍プレゼント キャンペーン中!
日本人材ニュースの無料会員にご登録いただくと、多くの企業で法律顧問として活躍中の安西法律事務所の弁護士陣による「雇用管理の法律相談」などの会員限定記事をご覧いただけます。人事・マネジメント・キャリア関連書籍プレゼント キャンペーン中!
3 件

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

日本人材ニュース|人材採用と人材育成の人事専門誌

関連する記事

社員の「目指すべき姿」を明確に伝える採用メッセージを発信 JK ホールディングス 大塩茂樹  人材開発課長 

社員の「目指すべき姿」を明確に伝える採用メッセージを発信 JK ホールディングス 大塩茂樹 人材開発課長 

万人受けする採用メッセージから、社員が「目指すべき姿」を明確に掲げて求める人物像を伝えるメッセージに切り替えて採用効率を大幅に高めることに成功したJKホールディングス。採用の変革をリードしてきた人材開発課長の大塩茂樹氏に取り組み内容などを聞いた。
鈴与シンワート 大川正 総務人事部長兼人事課長 有効な母集団形成を目指して採用手法の見直し進める

鈴与シンワート 大川正 総務人事部長兼人事課長 有効な母集団形成を目指して採用手法の見直し進める

鈴与グループの情報システム会社、鈴与シンワート。受託開発中心からサービス提供型へのビジネスモデルの変革を推進している。IT人材の確保に苦労は絶えないが、採用手法の改善を着々と重ねている。同社採用責任者の大川正氏に採用の状況や取り組みなどを聞いた。
新卒採用活動の課題と新たな動き 地方大学の眠れる原石を探す、質重視の母集団形成が主流に

新卒採用活動の課題と新たな動き 地方大学の眠れる原石を探す、質重視の母集団形成が主流に

政府が緊急雇用対策で新卒者の支援態勢強化を掲げているように、2010年春卒業予定者の就活戦線は学生にとって厳しい結果となった。一方、採用人数を絞り、質重視の採用に転換した企業にとっては、限られた優秀な学生を奪い合うという構図に大きな変化はない。 すでに2011年春卒業予定者の採用活動はスタートしており、採用担当者は多忙を極めている。学生のエントリーは増加する一方だが、限られた時間とコストの中で、優秀な人材を獲得するために、採用活動の方針を見直す動きも出てきている。新卒採用活動の課題と新たな動きを取材した。

この記事のキーワード

この記事のライター

編集部(レポート担当) 編集部(レポート担当)

サイト会員限定記事

セミナー・イベント

プレスリリース