2017年6月29日

2017年新入社員の働く目的は、「楽しい生活をしたい」が4割超の過去最高

 2017年の新入社員に働く目的を聞くと、「楽しい生活をしたい」が42.6%と過去最高を更新したことが、日本生産性本部の調査で分かった。

 (12551)

 「働く目的」で最も多い回答は、2000年度以降急増している「楽しい生活をしたい」で、過去最高を更新し42.6%となった。「経済的に豊かになる」も上昇に転じ26.7%となった。

 一方、かつてはバブル期を除いてトップになることもあった「自分の能力をためす」は長期にわたって減り続け、10.9%と過去最低を更新した。平成に入って増加していた「社会に役立つ」は近年低下が目立ち9.2%だった。

 「人並み以上に働きたいか」と聞くと、「人並みで十分」が57.6%、「人並以上」は34.9%となった。

 2016年は、「人並みで十分」という回答がバブル経済末期の1992年度の53.3%を超え過去最高の58.3%となり、「人並以上」との差は調査開始以来最大の24.1ポイントに開いた。

 今年は両者ともに減少/増加し、その差はわずかながら縮小したが、依然22.7ポイントの差がついている。
 「仕事」中心か「(私)生活」中心かという設問では、常に「両立」という回答が多数を占め、今年度は79.1%だった。

 残りの「仕事」中心と「(私)生活」中心、という回答に注目すると、「(私)生活」中心という回答は1991年(22.8%)をピークに下がり続け、一時「仕事」中心が上回った。

 しかし2012年から「(私)生活」中心が再び増加し、「(私)生活」中心(2016年度11.0%→今年度14.0%)が「仕事」中心(2016年度8.6%→今年度6.9%)を上回り、今回はその差が7.1ポイントに広がっている。

 デートの約束があった時、残業を命じられたら、「デートをやめて仕事をする」という人が71.0%と多数派を占めた。しかし、数値は2015年度に80.8%、2016年度76.9%、2017年度71.0%と減少傾向。

 一方、「ことわってデートをする」は2015年度19.0%から2016年度22.6%、今年度28.7%と増加しており、全体としてはプライベートな生活よりも仕事を優先する傾向が引き続きうかがえるが、2011年以降「デート派」が増加し「残業派」が減少しており、今年はその傾向がさらに強まっている。

 「若いうちは自ら進んで苦労するぐらいの気持ちがなくてはならないと思うか。それとも何も好んで苦労することはないと思うか」と聞くと、2011年度から「好んで苦労することはない」が増え続け、29.3%となり過去最高となっている。逆にその間、「進んで苦労すべきだ」は約10ポイント減っている。

 調査は、2017年3月13日~4月28日、日本生産性本部が主催する新入社員研修に参加した企業の新入社員を対象に実施し、1882人の有効回答を得た。(男性1230人/女性651人/性別無回答1人)

おすすめの記事

パワハラの判断基準と不適切な注意・指導の防止策

パワハラの判断基準と不適切な注意・指導の防止策
今日において、「パワーハラスメント」やこれを略した「パワハラ」という用語は社会的に定着した用語として一般に用いられており、この用語を知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。したがって、企業においては、規模や業種を問わず、パワハラ対策は優先的に取り組むべき課題であることを認識しておく必要がありますので、パワハラ問題の難点や裁判例の考え方を解説します。
6 件

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

日本人材ニュース|人材採用と人材育成の人事専門誌

関連する記事

新入社員のTOEIC平均スコア485点

新入社員のTOEIC平均スコア485点

 日本でTOEICプログラムを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会の発表によると、今年の新入社員のTOEICテスト平均スコアが485点だったことが分かった。
2017年の新入社員で第一志望に入社した人が8割弱、2000年代で最高

2017年の新入社員で第一志望に入社した人が8割弱、2000年代で最高

 2017年の新入社員の中で第一志望の会社に入社した人が79.5%となり、2000年代で最高値を記録したことが日本生産性本部の調査で分かった。
16年春入社の新入社員「条件の良い会社があればさっさと移る」55%、入社半年で倍増

16年春入社の新入社員「条件の良い会社があればさっさと移る」55%、入社半年で倍増

 日本生産性本部が2016年春の入社から半年が過ぎた新入社員を対象に実施した調査によると、「条件の良い会社があればさっさと移るほうが得」と考える人が5割を超え、過去最高を記録したことが分かった。
「残業が少なく自分の時間を持てる職場」を望む新入社員が初めて7割超える、女性は8割以上

「残業が少なく自分の時間を持てる職場」を望む新入社員が初めて7割超える、女性は8割以上

 「残業が少なく自分の時間を持てる職場」を望む新入社員が前年から大幅に増加して初めて7割超えたことが、日本生産性本部の調査で分かった。

この記事のキーワード

この記事のライター

編集部 編集部

サイト会員限定記事

セミナー・イベント

プレスリリース