2018年1月18日

2018年重要テーマ 分野別サービス紹介

2018年に注目される人事担当者にとって特に役立つサービスを提供している企業を厳選し、サービス内容についての取材を行った。

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【新卒採用】Legaseed/学生に支持されるインターンで、早期母集団を形成

 就活生のトレンドや情勢は年々変化しており、従来のやり方では採用目標が達成できない企業も多く、採用活動を抜本的にイノベーションする必要がある。

 採用コンサルティングを手掛けるLegaseedは、スタートアップながら、就活生が参加したいインターンランキングで、大企業に並び32位に入り、年間1万2000人以上の学生が応募している人気ぶりだ。学生から支持されるインターンや選考プログラム作りに定評のある同社は、これまでに350社を超える企業の採用の成功を導いてきた。
 採用設計図を作成する支援から、インターン企画、優秀人材と出逢えるイベントへの参画、説明会や選考会の設計、リクルータートレーニング、内定者の即戦力化など一気通貫した人材サービスを提供している。

 同社は、「2020年の新卒採用を見据え、今からインターンを活用した早期母集団形成を成功させる設計図を描くことが大切」と語る。
学生に人気の同社インターン

学生に人気の同社インターン

【中途採用】JOBKUL/手軽な転職相談アプリで、潜在層にアプローチ

 企業の採用難は深刻化しており、転職潜在層に向けても自社をアピールし、候補者を獲得する必要がある。

 smiloopsが提供する転職相談アプリ「JOBKUL」は、求職者がチャット形式で手軽にキャリアアドバイザーに転職相談ができる。それだけでなく、希望条件や経歴からAIが自分に合った求人を提案してくれるなど、アプリを使って隙間時間で転職活動が行える。
 若手を中心として月間6000人の求職者の新規登録があり、アプリの手軽さもあり、転職潜在層が登録しているケースも多く、掲載企業にとってアプローチが難しい層へ働きかけることができるメリットがある。費用は成功報酬で、候補者の年収に関わらず一律70万円と、通常のエージェントを通すよりも比較的安価で導入できる点も魅力だ。

 今後について同社は、「正社員の採用だけでなく、アルバイトや派遣社員向けのサービスとして広げていきたい」としている。
求職者はチャット形式で転職相談を行うことが可能

求職者はチャット形式で転職相談を行うことが可能

【外国人採用】TalentHub/外国籍エンジニアの採用で、人材不足を解消

 国内の労働人口は減少傾向であり、特にエンジニアの人材不足が顕著だ。その中でスタートアップ企業や中小企業を中心に外国籍エンジニアを採用する企業が増えている。

 プレイネクストラボが提供するグローバルエンジニア採用サービス「TalentHub」は、日本で働きたい外国籍エンジニアと、エンジニアを採用したい企業をつなぐサービス。

 求職者は「TalentHub」で日本で働く上で必要な情報を得ることができたり、履歴書の自動作成なども行うことができる。また、エンジニアならではのコーディングスキルを他の候補者と競うことができるため、自身のスキルアップにもつながる。
 企業は「TalentHub」に掲載されている求職者情報を見てダイレクトに連絡を取ることができたり、同社から人材を紹介してもらうことも可能。候補者情報にはコンサルタントからの評価やエンジニアのスキルがわかるコーディングテストのコードなどが記載されており、候補者を選ぶ上での重要な指標となっている。

 同社は、「今後は転職者のインタビューや成功事例など、求職者の役に立つような記事を載せたメディアとしてサービスを成長させていき、さらに多くの優秀なエンジニアを企業に紹介できるようにしていきたい」としている。

【リファラル採用】Refcome/リファラル採用から組織作りまでを一気通貫で支援

 リファラル採用は従業員が友人や知人を会社に推薦する採用手法だが、人事担当者や従業員の負荷が大きいため、企業によっては運用されていないケースが多い。

 リフカムが提供するリファラル採用クラウドサービス「Refcome」はリファラル採用に関する煩雑なやり取りや情報を一元管理することができる。

 人事はシステム上に募集を開示し、その情報を見た従業員が推薦したい人に募集要項をFacebookやLINEを通して共有。情報を見て興味を持った候補者が直接応募できる仕組みになっている。人事担当者、従業員双方の手間を減らすことができ、また採用単価が下がるため効率的な採用が行える。

 同社では従業員の自社満足度とリファラル採用数に相関があることに着目し、社内環境改善サポートにも取り組んでいる。従業員のエンゲージメント診断サービス「Refcome Engage β」で、「採用と組織作りの一気通貫を目指したい」としている。
リファラル採用をエンゲージメント診断につなげる

リファラル採用をエンゲージメント診断につなげる

【リーダー研修】レアリゼ/意識変革を促すプログラムでサーバントリーダーを育成

 日本を代表する企業で不正が相次いで発覚し、組織風土やリーダーのあり方への関心が高まっている。

 レアリゼは、環境変化が激しく過去の経験が通用しない今の時代に求められるリーダー像として「サーバントリーダー」を掲げ、研修プログラムを提供している。サーバントとは奉仕や支援という意味だが、同社ではただ単にメンバーを支援するだけでなく、リーダーには大義あるミッション・ビジョン・バリューを示す力が欠かせないと指摘する。

 そのため同社のプログラムでは、専門技術やマネジメントスキルの習得にとどまらず、ミッション・ビジョン・バリューを考えるための土台となる人間観・世界観・価値観・哲学の意識変革を促す点が重視されている。

 研修では「経験学習」のサイクルが上手く回るように、実体験の前に現場で起こる課題を疑似体験できるワークを用意し、参加者の気づきや発見を引き出している。参加者同士の議論は「研究の場」であり、講師はラーニングファシリテーターとして素材や新しい視点を提供する。

 同社は「人の行動のメカニズムに基づいたプログラム設計を行っており、参加者自身が論理的かつ心理的に納得し腹落ちすれば、現場での行動変容に確実につながっていく」と話している。

【リーダー研修】識学/「識学」を用いて、業績が伸びるリーダー行動を学ぶ

 経営層や管理職の中には組織運営の正解が分からず、部下のマネジメントがうまくいかない場合も多い。

 識学社では「意識構造学(識学)」という考え方に基づき、経営層や管理職がリーダーとして正しい言動や組織運営ができるようにマンツーマンで教えている。「識学」は、人が持っている思考の「癖」に着目した学問だ。思考の癖が、人の誤解や錯覚を発生させ、行動を阻害し組織内で複雑に絡まることで組織のパフォーマンスを低下させる。

 リーダーの無意識な誤った言動が部下に誤解や錯覚を与え、その結果上司に従わない部下や、結果ではなく経過をアピールする部下が現れる。同社ではこの誤解や錯覚が起こらないようにリーダーの正しい言動や行動を教えている。

 多くのコンサルティングは今の利益に主眼を置いているが、同社ではチームや部下の未来を見据え、未来にとって利益になるようなマネジメント方法を学ぶことができる。3年間で500社の実績があり、研修の結果、組織の無駄がなくなった・個人が成長した・業績が伸びたという効果が見られたとの声が挙がっている。

 
 同社は「今後は動画での復習サービス、評価制度入力サービスなど、人事担当者向けクラウドサービスをリリースしたい」としている。

【営業研修】アルヴァスデザイン/企業成長の鍵となる営業力を、実践形式で伸ばす

 企業のビジョンやゴールを実現するためには、会社の核となる営業力を鍛えることが必要になる。

 アルヴァスデザインの研修は、「企業の営業力を強化する体験型シミュレーション」であり、座学だけでは得られない「営業現場で実際に発揮される力」を身に付けることができる。

 また、講師は経験豊富な営業優績者。共感性の高い「実体験」を交えた研修内容で、実践に即した内容が学べることが一番の特徴だ。そのため、シミュレーションを通して現場での力を養うだけでなく、「クライアントへのアプローチ方法」、「顧客理解力」、「提案力」、「価格交渉力」など、営業のプロデューサー的立ち位置で必要になる考え方も身に付けることができる。

 企業ごとの課題に的確にアプローチするために、研修は適切なプログラムを組み合わせてカスタマイズすることが可能。また、研修終了後にはカスタマイズした教材データを無償提供するので、自社内でスキルを高めるために再度復習したり、他の従業員に知見を広めるなど、長く広く利用することが可能だ。

 同社は、「今後は、営業活動やマネジメントの中で求められる創造力を養成する研修を増やしていきたい」としている。

【業務変革】Smart Boarding/社員の定着や即戦力化を支援し、生産性向上を実現

 労働人口減少の背景から、従業員エンゲージメントを高め、社員の定着化を図る必要性が高まっているが、転職者や異動者への教育は疎かで、成果を出せずに退職してしまうケースも多々起こっている。

 FCEトレーニング・カンパニーが提供する「Smart Boarding」は、社員の定着化や即戦力化を実現するためのクラウド型サービスだ。「自社オリジナル教育プラン設計・構築」「教育コンテンツ」「実施運用管理」などを主に提供している。

 教育対象を決め、FCEのコンサルテーションを受けながら自社のオリジナルコースを構築することで、システムの初期導入から、実際の活用までをスムーズに行うことができる。さらにJTBベネフィット社との連携により、福利厚生サービスの活用も可能。

 今後は、「サービスにAI(人工知能)を搭載し、個別にあった教育プランを自動提供化していく予定」としている。
サービスはすべて1クリックで完了する

サービスはすべて1クリックで完了する

【業務変革】決まる会議/企業の会議の質を高めることで、生産性向上に貢献

 会議やミーティングの大半は業務時間を圧迫する生産性の低い時間となっている場合が多い。

 コミットメンツが提供する「決まる会議」は、コンサルタントが会議を診断して強みや課題などを分析し、実践とフィードバックによって会議に変革を起こすコンサルティングサービスだ。

 同サービスでは、改善対象の会議にコンサルタントが同席し、まずは会議の課題を洗い出す。そして各社に合わせてカスタマイズされた研修を受け、課題にどのように対応すべきかを学んだ後に、実際に会議を実践する。会議後は振り返りの場を設け、全員で改善点に気付いてもらい、会議の内容を改善していく。このように診断・研修・実践・改善を通して、確実に会議の質を変えていくことができる。

 今後について同社は、「会議の状態をより分かりやすくクライアントにフィードバックするために動画撮影などの手法を取り入れ、サービスを強化していきたい」としている。
会議変革のロードマップ

会議変革のロードマップ

【適性検査】INOBER/候補者の企業適性を相性で見極め、ミスマッチを減らす

 採用した人材が、企業風土や既存従業員と合わずに早期に離職するケースが後を絶たない。

 Meta Anchorが提供する「INOBER(イノーバー)」は組織心理学を応用した適性検査で、候補者と自社の企業風土や既存従業員との相性を計ることができ、自社に合う候補者の採用を実現させる採用支援ツールだ。

 自社と相性の良い候補者を採用できるため、風土や既存従業員とも早く馴染むことができ、パフォーマンスも早く表れる。また、候補者だけでなく、既存従業員同士の相性を計ることができるため、生産性の高いチーム編成が行えたり、部下への適切なマネジメントにも利用できる。このように、検査結果は採用時だけでなく、勤続中にも継続的に活用することができる。

 今後について同社は、「パフォーマンスや満足度調査などの人事データと組み合わせて、機械学習をしていき、さらにミスマッチの無い採用に活かしたい」としている。
メンバーの関係性を事前に把握

メンバーの関係性を事前に把握

【テレワーク】WorkDive/適性検査で、生産性の高いテレワーク勤務を実現

 近年テレワーク制度を導入する企業は増えてきているが、導入したもののうまく運用できていない企業が見受けられる。また、テレワーク勤務を行うと、通常よりも生産性が下がるのではないかと危惧する声も聞かれる。

 WorkDiveは、企業のテレワーク制度導入の支援を行っており、その中でも「テレワーク適性検査サービス」は、申請のあった従業員がテレワーク勤務に適しているかどうかを診断することができる。

 従業員は特別な理由がない限りテレワーク制度を申請することができないケースが多く、また上司も判断根拠があいまいで許可しづらく、テレワーク制度自体広がらない傾向があった。しかしこの診断を行うことで、テレワーク勤務を行っても生産性高く働ける人に適切に許可を出すことができ、テレワーク制度のさらなる定着が期待できる。

 また診断だけでなく、テレワーク勤務を行う上での働き方の説明や意識改革研修、適性向上を促すプログラムなどの研修メニューも提供しており、生産性の高いテレワーク勤務を継続することができるサポートも行っている。

 同社は、「多様な働き方を企業だけでなく社会全体に浸透させ、働く意欲がある人が活躍できる場を増やしていきたい」としている。

【健康経営】企業向けCARADAパック/従業員の健康増進とコミュニケーション活性化を支援

 企業にとって自社の労働力を健康な状態で維持・確保していくことが重要視される中、健康経営による従業員の心身のケアを行うことで、長く健康に生産性高く働いてもらうための施策を行う企業が増えている。

 エムティーアイが提供する「企業向けCARADAパック」は、従業員が自身のスマートフォンやパソコンなどで健康データや健診結果を一括管理することができるサービスだ。

 管理者は従業員の結果をデータベース上で管理することで、自社の健康状態を把握することができる。また、お知らせ機能を使うことで管理者から従業員に健康意識を向上させるお知らせや健康行動につながるイベント情報などを送ることができ、従業員同士のコミュニケーション活性化にもつながる。それが社内環境改善につながり、全体のパフォーマンス向上が期待できる。

 同社は「今後は情報を薬局や病院などの機関と連携させ、より一層利便性を向上させたい」としている。
楽しみながら健康増進に取り組める

楽しみながら健康増進に取り組める

【メンタルヘルス】ウェルネット/ストレスチェックの結果を、確実に職場改善に活用

 ストレスチェックは2015年より義務化されたが、手間と時間をかけて実施しても結果を有効に活用できていない企業が多い。

 ウェルネットではストレスチェック実施前の実施規程作成の段階から、ストレスチェックキットによる調査の実施、実施後の面接指導を行う医師の手配まで、コンサルタントがトータルで企業のサポートを行う。

 またそれだけでなく、コンサルタントがストレスチェックの結果である集団レポートを分析し、企業ごとの状況を踏まえて1社1社改善点などを記載した報告書の作成を行うサービスもあり、ストレスチェックの結果を確実に自社の職場改善に活かすことができる。

 ストレスチェック実施における全てのサービスを提供しているが、セミオーダー式で必要なサービスのみ選ぶことができるため、パッケージになっているサービスよりも導入コストが安く抑えられるメリットもある。

 同社が提供しているストレスチェックキットは紙ベースでも調査可能で、現場部門で働く従業員に個人用パソコンの貸与が無い企業でも、場所を選ばず全社員均一に調査を行うことができる。また現場部門へのキットの郵送も請け負っており、事業場所ごとや従業員の自宅への配送など、要望に応じて送付可能。
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