2016年11月17日

頻発するテロやトラブルから海外駐在員をどう守るのか オオコシセキュリティコンサルタンツ 大越修社長

世界中でテロや事件が頻発するようになり、日本人の海外駐在員や出張者がテロの犠牲になる事件が起きている。ヨーロッパでもテロが相次いで発生しており、もはや世界に安全な地域はなくなった。海外勤務者をどのように守ったらよいのか、日本の企業セキュリティの草分けオオコシセキュリティコンサルタンツ社長の大越修氏に聞いた。

「イスラム過激派は、東京オリンピックは存在をアピールする絶好の機会と捉えているはずです」

 (10802)

世界中の有事に対応するために、どのようなネットワークを築いているのか教えてください。

 当社では14地域の海外セキュリティ・コンサルタント会社と直接契約を結んでいます。そのため、クライアントがトラブルに遭った際も、最優先で現地に駆けつけられるようになっています。

 また当社は、ロンドンに拠点を置く世界最大のセキュリティ・コンサルティング組織のシニアコンサルタントを務めています。そのため、ハイジャックや海賊事件といった大きな事件では、グローバル・ネットワークによって随時情報を入手できるようになっています。有事の際の対応の早さには自信があります。

 私は警視庁で警察官として20年勤務をしていた間に、外務省に出向し、ニューヨークで領事を3年務めました。その時、FBI、CIA、ニューヨーク市警といった治安組織と情報交換する機会も多く、どんなシステムで治安維持を行っているかを目の当たりにして大変勉強になりました。
 帰国後、1987年にエッソ石油に入社しましたが、当時の日本にはセキュリティ部門をもつ会社が無かったんです。エッソ石油を含むエクソングループは世界各国で事業を行っていて、その中で様々なセキュリティ上のトラブルを経験していました。
 安全だと言われていた日本でもセキュリティの必要性があるということから、セキュリティ部門の立ち上げに関わることになりました。
 このような警視庁、海外の治安組織との交流、民間企業のセキュリティ部門という、これまでの経験から培ってきたネットワークのすべてが現在の事業に役立っています。

現在の世界情勢に対応するために人事はどのような取り組みを行っていったらいいのでしょうか。

 まず最初は、危機管理に関するポリシーを作っていただくことです。その上で、セキュリティを担当する人材をアサインしてください。さらに、社員の方に対してセキュリティ面での研修を行っていただく。

 そして、もし事件が起きたらどう対応するのかの体制を作り、訓練を行うこと、世界情勢は刻一刻と変化していますから、実際に事件が起こった時にそのシステムが有効なのかどうかを、随時チェックしておく必要があります。
 海外に拠点を置くに当たっては、従業員の労災などを担当する人事部門が海外駐在員のセキュリティを兼任することが多いと思います。ですから人事の役割は大変重要です。

 現地オフィスのセキュリティチェックもそうですが、駐在員の方の住宅や通勤経路、よく立ち回る地域までを含めた範囲まで気を配ることが必要だと思います。そこまで目を配っていれば、現地に赴く駐在員の方も自衛しなければという意識が高まっていくでしょう。

 世界情勢は常に変化し続けています。今まで大丈夫だったからといって、今後も大丈夫だということはありません。そのため、組織も常に変わっていかないと対応できないという意識をもつことが重要なのではないでしょうか。

株式会社オオコシセキュリティコンサルタンツ

http://www.globalsecurity.jp/
代表:代表取締役社長 大越修
設立:2003年
資本金:2000万円
住所:東京都港区虎ノ門1-22-16 第2オカモトヤビル11F
TEL:03-5532-1880
Mail:info@globalsecurity.jp
事業内容: 企業・個人のセキュリティ全般に関するコンサルティング及び業務請負、コンピュータおよびネットワークのセキュリティ、危機管理、緊急事態への対策・対応、セキュリティに関する教育・セミナー

人材コンサルティング会社ガイド100選 オオコシセキュリティコンサルタンツ「海外駐在員とその家族を守る危機管理コンサルティングで人事部門を支援しています」

人材コンサルティング会社ガイド100選 オオコシセキュリティコンサルタンツ「海外駐在員とその家族を守る危機管理コンサルティングで人事部門を支援しています」
大越 修 代表取締役社長

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