2017年12月25日

2017年 人事動向の振り返り

2017年は良い意味でも悪い意味でも人事部が振り回された1年だったのかもしれない。本記事で2017年の人事まわりの動きを振り返る。(文・溝上憲文編集委員)

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2018年卒採用ではインターンシップが主流

 2018年卒採用でも売り手市場の中で選考活動が大きく変わった。経団連の指針では3月1日広報活動、6月1日選考活動解禁となっているが、実質的に会社説明会と変わらない「1dayインターンシップ」を含む「採用直結型インターンシップ」が流行し、経団連のルールも完全に形骸化してしまった。

 大学3年生の8月の夏休みに始まるインターンシップを皮切りに就活が始まり、運良く翌年6月に内定を取れればよいが、取れない学生は1年以上も続けることになる。就活の長期化は企業も同じだ。

 大手食品会社の採用担当者はこう嘆く。
「当社だけではなく同業他社も前年の6月1日に始まる就職情報会社のインターンシップサイトのオープンでエントリーを受付し、その後面接して可否を判断する。インターンシップ終了後は参加者のフォロー活動として工場見学や職場見学会の開催や大学訪問による学内セミナーの開催もある。翌年3月には企業説明会が始まるが、インターンシップ選考と並行して一般選考も始まり、終わるのは6月末。その後は来期のインターンシップの準備が始まり、ほぼ一年中採用活動に費やしている」

特に中小企業は採用活動が長期化

 それでも大手企業はまだいいほうだ。中小企業の場合は大手と同じように前年の夏にインターンシップを開始しても、採用活動が終わるのは翌年の12月どころか越年するところも珍しくない。費やす人手も資金もばかにならない。

 マイナビの調査では、採用費の中で就職サイトなどの広告費のウエイトが40%を超えている。中小企業を中心に就活サイト離れも進行しており、就活戦線が長期化する中で、大企業、中小企業に限らず、今後の採用戦略が大きく見直されてくる可能性もある。

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