2016年1月17日

入社半年の新入社員が管理職になりたくない理由は「自分の自由な時間を持ちたい」

 日本生産性本部が入社から半年が過ぎた今年の新入社員を対象に実施した調査によると、管理職になりたくない理由は「自分の自由な時間を持ちたい」が最も多かったことが分かった。

 (3683)

 前年から新たな設問として加わった「管理職になりたいか」では、女性新入社員の73.0%が「なりたくない」と回答し、前年(72.8%)とほぼ同じ水準だった。男性は38.0%で前年(34.5%)からやや増加した、

 管理職になりたくない理由は「自分の自由な時間を持ちたい」(42.4%)が最多。次いで、「組織に縛られたくない」(18.4%)、「専門性の高い仕事がしたい」(17.6%)、「重い責任のある仕事は避けたい」(16.0%)と続いた。

 一方、「管理職になりたい」と回答した新入社員の理由を見ると、「より高い報酬を得たい」が昨年の27.0%から45.6%と大幅に増加してトップ。次いで、「自身の裁量で仕事を進めたい」(22.4%)、「様々な業務に挑戦したい」(20.1%)、「認められたい」(11.2%)と続いた。昨年は「様々な業務に挑戦したい」が36.0%で最も多かった。

 現在の職場の残業時間の長さについて聞いたところ、入社前のイメージよりも「予想以上」と回答した割合が32.0%で、質問項目となった2007年以降で最も高かった。「予想通り」は47.5%、「予想以下」は20.5%だった。

 また、「残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場」 と「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」の二者択一から「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」と回答した割合が設問設置の1998年以来最高の81.1%となった。

 前年(70.1%)からの増加幅が大きく、入社直後(春の調査)と入社半年後(秋の調査)での比較においても過去は数ポイント以内の変化だったが、今年は春の67.2%から10ポイント以上増加している。

 「条件の良い会社があれば、さっさと移るほうが得だ」という設問に対し、「そう思う」と回答した割合が直近10年間の調査で最高の48.4%となった。景気が低迷した2010年の調査では30%を下回っていた(28.3%)が、11年から上昇に転じ13年、14年に続いて40%を超えた。

 入社直後の15年春時点の調査では「そう思う」と回答した割合が31.0%で、入社半年で15ポイント以上増加した。男女別では、男性46.7%、女性52.8%。企業規模別では、従業員300人以上企業45.4%、同300人未満企業50.9%となっている。

 「自分のキャリアプランに反する仕事を、がまんして続けるのは無意味だ」という設問に対し、「そう思う」と回答した割合が設問設置の2006年春以来最高の43.6%となった。15年春の調査では「そう思う」が27.0%だった。

 調査は15年10~12月に15年春入社の新入社員264人から回答を得た。
2 件

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

日本人材ニュース|人材採用と人材育成の人事専門誌

関連する記事

新入社員のTOEIC平均スコア485点

新入社員のTOEIC平均スコア485点

 日本でTOEICプログラムを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会の発表によると、今年の新入社員のTOEICテスト平均スコアが485点だったことが分かった。
2017年新入社員の働く目的は、「楽しい生活をしたい」が4割超の過去最高

2017年新入社員の働く目的は、「楽しい生活をしたい」が4割超の過去最高

 2017年の新入社員に働く目的を聞くと、「楽しい生活をしたい」が42.6%と過去最高を更新したことが、日本生産性本部の調査で分かった。
2017年の新入社員で第一志望に入社した人が8割弱、2000年代で最高

2017年の新入社員で第一志望に入社した人が8割弱、2000年代で最高

 2017年の新入社員の中で第一志望の会社に入社した人が79.5%となり、2000年代で最高値を記録したことが日本生産性本部の調査で分かった。
16年春入社の新入社員「条件の良い会社があればさっさと移る」55%、入社半年で倍増

16年春入社の新入社員「条件の良い会社があればさっさと移る」55%、入社半年で倍増

 日本生産性本部が2016年春の入社から半年が過ぎた新入社員を対象に実施した調査によると、「条件の良い会社があればさっさと移るほうが得」と考える人が5割を超え、過去最高を記録したことが分かった。

この記事のキーワード

この記事のライター

編集部 編集部

サイト会員限定記事

セミナー・イベント

プレスリリース