2021年1月14日

2020年の上場企業の倒産2件、複数件数の発生は3年ぶり

 2020年の上場企業の倒産は2件(前年1件)で、2017年から4年連続で発生したことが、東京商工リサーチの調べで明らかとなった。複数件数の発生は2017年(2件)以来、3年ぶりとなる。

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 倒産したのは、5月にアパレル製品販売のレナウン(東京、東証1部、民事再生法)、9月にコンテンツ事業などのNuts(東京、JASDAQ、破産)。

 2社の負債合計は143億8800万円だった。上場企業の年間倒産の負債合計は1991年以降の30年間で、倒産がなかった2014年と2016年を除き、2019年の19億5900万円に次ぐ、2番目の低水準。

 上場企業の倒産は、“昭和”が95件(判明分)、リーマン・ショック、東日本大震災が起きた“平成”は1991年8月のマルコー(東京、店頭、会社更生)から2019年1月のシベール(山形、JASDAQ、民事再生)まで234件。“令和”は、2020年5月のレナウンが初の倒産となる。

 レナウンは、新型コロナ感染拡大の影響や親会社の関連会社から売掛金の回収が遅れ、子会社から民事再生法の適用を申し立てられた。Nutsは決算発表を延期するなか、取締役が破産を申し立てた。2020年に倒産した上場企業は、2社とも債権者から裁判所に法的手続きを申し立てられる異例な倒産劇となった。

 1991年以降、30年間に倒産した上場企業の累計は236件、負債総額は21兆9250億円に達した。
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