2018年1月10日

人材サービス会社2017年度半期決算

主要人材サービス各社の2017年度半期決算が出そろった。幅広い分野で人材不足が継続していることから各社とも引き続き業績の拡大が続いている。

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 業界最大手リクルートホールディングスの人材事業(HRテクノロジー、メディア&ソリューション人材領域、人材派遣)の2018年3月期第2四半期実績は、売上高8817億円(前年同期比38.2%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)950億円(同47.0%増)で大幅な増収増益となった。

 HRテクノロジーは、売上高991億円(同67.9%増)、EBITDA161億円(同96.6%増)。メディア&ソリューション人材領域は、売上高1400憶円(同3.2%増)、EBITDA 382億円(同10.4%増)。人材派遣は、売上高6426億円(同16.3%増)、EBITDA407億円(同25.3%増)。人材派遣のうち、国内派遣は売上高2496億円(同11.5%増)、海外派遣は売上高3929億円(同19.5%増)と好調に推移した。

 業界2位のパーソルホールディングスは、18年3月期第2四半期の売上高3247億円(同17.3%増)、EBITDA210億円(同2.4%減)となった。売上高は増収の一方で、成長投資や新ブランドの認知拡大にむけた費用増により減益となった。派遣・BPO事業が209億円の増収となり、M&Aによる売上高の増加も229億円と大きかった。

 ホワイトカラーの人材紹介専業で上場しているジェイ エイ シーリクルートメントの17年12月期第2四半期の業績は、売上高77億円(前年同期比16%増)、営業利益26億円(同11.4%増)で、増収増益となった。

 管理部門・士業特化の人材紹介会社MS-Japanは、売上高14億円(同24.9%増)、営業利益4億円(同4.2%増)と好調で、12月に東証マザーズから東証一部へ市場変更となった。

 その他の主要人材会社では、製造派遣のアウトソーシングや販売職派遣のウィルグループなどで売り上げが伸びた。アルバイト求人サイトのディップ、転職求人サイトのエン・ジャパンも業績を伸ばした。

 企業の人手不足が進むことで、人材需要は引き続き高水準となっており、各社の業績は今後も堅調な推移が予想される。
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