人材派遣の実稼動者数(四半期平均)が前年同期比107.6%となっていることが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。

2021年7~9月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比107.6%の36万8896人で、前四半期に引き続き100%を上回る結果となった。
派遣社員の実稼動者数の前年同期比を地域別に見ると、北海道(106.4%)、東北(116.1%)、南関東(106.9%)、北関東・甲信(112.7%)、北陸(112.4%)、東海(106.6%)、近畿(104.5%)、中国(118.8%)、四国(109.2%)、九州(109.8%)となり、すべての地域で前年同期比が100%を上回っている。
業務別に見ると、情報処理システム開発(104.0%)、機器操作(99.2%)、財務(98.0%)、貿易(105.4%)、一般事務(108.4%)、営業(108.3%)、販売(83.5%)、製造(110.0%)、軽作業(123.4%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(四半期平均)は前年同期比88.3%の2877人だった。
短期派遣(30日以内)の実労働者数(四半期平均)は前年同期比110.1%の7万3519人。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の517事業所を対象に実施した。