人材採用

11月の完全失業率2.8%、正規雇用が18カ月ぶりに減少

総務省が発表した労働力調査(速報)によると、11月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント上昇して2.8%だった。失業率の上昇は6カ月ぶり。

 男女別の完全失業率は、男性が3.0%で前月から0.2ポイント上昇、女性は2.6%で前月から0.1ポイント上昇となった。

 完全失業者数は182万人(前年同月比13万人減)で、5カ月連続の減少となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は31万人(前年同月比11万人減)、「自発的な離職(自己都合)」は72万人(同5万人増)、「新たに求職」は48万人(同増減なし)だった。

 就業者数は6650万人(前年同月比57万人減)で、3カ月連続の減少となった。就業者数のうち雇用者数は5970万人(同47万人減)で2カ月連続の減少。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、情報通信業(23万人増)、運輸業,郵便業(19万人増)、医療,福祉(18万人増)などが増加し、建設業(34万人減)、生活関連サービス業,娯楽業(26万人減)、製造業(21万人減)などが減少した。

 正規雇用は3546万人(前年同月比1万人減)で18カ月ぶりの減少。非正規雇用は2087万人(同37万人減)で4カ月連続の減少となった。

 非正規雇用の内訳は、パート1022万人(前年同月比38万人減)、アルバイト451万人(同11万人減)、労働者派遣事業所の派遣社員145万人(同4万人増)、契約社員273万人(同3万人増)、嘱託115万人(同10万人増)、その他81万人(同4万人減)。

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