総務省が発表した労働力調査(速報)によると、1月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント上昇して2.8%だった。

男女別の完全失業率は、男性が3.0%で前月から0.1ポイント上昇、女性は2.4%で前月と同水準となった。
完全失業者数は185万人(前年同月比14万人減)で、7カ月連続の減少となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は36万人(前年同月比2万人減)、「自発的な離職(自己都合)」は69万人(同3万人減)、「新たに求職」は47万人(同4万人減)だった。
就業者数は6646万人(前年同月比32万人減)で、4カ月連続の減少となった。就業者数のうち雇用者数は5977万人(同35万人減)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、サービス業(他に分類されないもの)(10万人増)、医療,福祉(8万人増)、学術研究,専門・技術サービス業(6万人増)などが増加し、卸売業,小売業(19万人減)、教育,学習支援業(14万人減)、運輸業,郵便業(13万人減)などが減少した。
正規雇用は3554万人(前年同月比27万人減)で28カ月ぶりの減少。非正規雇用は2067万人(同増減なし)となった。
非正規雇用の内訳は、パート1007万人(前年同月比5万人減)、アルバイト450万人(同4万人増)、労働者派遣事業所の派遣社員137万人(同増減なし)、契約社員278万人(同4万人増)、嘱託111万人(同4万人減)、その他84万人(同1万人増)。