調査・統計

成長ベンチャー企業9割弱、大企業の7割超で1on1ミーティングの効果を実感

成長ベンチャー企業の89.7%、大企業の73.2%が1on1ミーティングの効果を実感していることが、人材サービスを開発・提供するチームスピリット(東京・中央、荻島浩司代表取締役)が実施した「大企業・成長ベンチャーの1on1意識調査」で明らかとなった。

「1on1ミーティングの効果」を実感しているか聞くと、大企業からは「非常に実感している」が28.8%、「やや実感している」が44.4%、成長ベンチャー企業からは「非常に実感している」が40.2%、「やや実感している」が49.5%という回答となり、成長ベンチャー企業は大企業と比較して16.5ポイント高い結果となった。

1on1ミーティングの効果を「非常に実感している」、「やや実感している」と回答した人に、どのような効果を実感しているか聞くと(複数回答)」、大企業からは「上司と部下の間でのコミュニケーション回数が増えた」が67.1%、「事業に対する理解度が向上した」が51.9%などとなった。

成長ベンチャー企業からは「事業に対する理解度が向上した」が63.5%、「上司と部下の間でのコミュニケーション回数が増えた」が57.3%、「部下のパーソナリティに応じたタスクのアサインができるようになった」が49.0%という回答となった。

1on1ミーティングの効果を「非常に実感している」、「やや実感している」と回答した人に、自社の1on1ミーティングにおいて、どのようなことを行っているか聞くと(複数回答)」、大企業、成長ベンチャー企業ともに「1on1ミーティングを行う目的や重要性の社内共有」が最多(大企業68.4%、成長ベンチャー企業58.3%)、次いで「業務工数や業務時間に基づくマネジメントやフィードバック」(大企業58.2%、成長ベンチャー企業53.1%)となった。

1on1ミーティングの主な目的を聞くと(複数回答)、大企業からは「上司と部下の信頼関係の構築」が67.6%、「業務に対するフィードバック」が63.0%、成長ベンチャー企業からは「上司と部下の信頼関係の構築」が64.5%、「部下のモチベーション向上」が60.7%という回答となった。

【大企業 1on1ミーティングの主な目的 トップ5】
1位 上司と部下の信頼関係の構築 67.6%
2位 業務に対するフィードバック 63.0%
3位 部下のモチベーション向上 55.6%
4位 適切な目標設定 50.9%
5位 会社や事業に対する方針や戦略の理解促進 36.1%

【成長ベンチャー企業 1on1ミーティングの主な目的 トップ5】
1位 上司と部下の信頼関係の構築 64.5%
2位 部下のモチベーション向上 60.7%
3位 適切な目標設定 56.1%
4位 業務に対するフィードバック 51.4%
5位 会社や事業に対する方針や戦略の理解促進 48.6%

1on1ミーティングで投げかける質問について聞くと、成長ベンチャー企業は「成功経験を振り返らせる質問」が最多となる一方、大企業は「目標達成のための課題を考えさせる質問」が最多となった。

【大企業 1on1ミーティングで投げかける質問】
1位 目標達成のための課題を考えさせる質問 61.1%
2位 支援できることを聞く質問 41.7%
3位 成功経験を振り返らせる質問 40.7%
4位 行動の制限になっていることを聞く質問 40.7%
5位 未来に対する質問 38.9%

【成長ベンチャー企業 1on1ミーティングで投げかける質問】
1位 成功経験を振り返らせる質問 61.7%
2位 目標達成のための課題を考えさせる質問 57.9%
3位 未来に対する質問 55.1%
4位 失敗経験を振り返らせる質問 47.7%
5位 支援できることを聞く質問 43.0%

調査を踏まえ1on1ミーティングの必要性についてチームスピリットでは、大企業と成長ベンチャー企業で「目的に違いはあるものの、現代における価値観の多様化が進んでいることやコロナ禍における心理的安全性の確保が求められていることから、上司と従業員のコミュニケーションの場である1on1は、双方の信頼関係を築きながら仕事をするためには必要不可欠であるという認識は多くの企業において共通しているようだ」と指摘する。

調査は、2022年9月12日~13日にインターネットで実施し、大企業(従業員数1000人以上)の経営者・CHRO、人事担当者108人と成長ベンチャー企業(3期連続で増収を達成している、かつ設立年数3~10年の企業)の経営者・CHRO、人事担当者107人の有効回答を得た。
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない

エナジード
経営者JP

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