2023年3月卒業予定の大学生の就職内定率が74.1%となったことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、10月1日現在の状況を取りまとめた。

両省の発表によると、10月1日現在の大学生の就職内定率は74.1%で、前年同期を2.9ポイント上回った。
大学の就職内定率のうち国公立大学の就職内定率は75.0%(前年同期比5.8ポイント増)、私立大学は73.8%(同2.0ポイント増)。
男女別に内定率を見ると、男子は72.7%で前年同期比2.0ポイント増、女子は75.7%で前年同期比4.0ポイント増だった。文理別では、文系は73.5%で同2.7ポイント増、理系は76.6%で同4.0ポイント増となっている。
大学の地域別では、北海道・東北64.0%(前年同期比0.1ポイント増)、関東81.3%(同3.7ポイント増)、中部73.8%(同0.5ポイント増)、近畿70.7%(同2.9ポイント減)、中国・四国が65.2%(同9.8ポイント増)、九州74.9%(同14.9ポイント増)となった。
その他、短期大学の就職内定率は45.9%(同12.4ポイント増)、高等専門学校は93.2%(同6.1ポイント増)、専修学校(専門課程)は55.3%(同0.6ポイント増)だった。