人材派遣の実稼動者数(月平均)が前年同期比108.9%となっていることが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。

2022年10~12月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比108.9%の40万6550人で、前四半期平均より1万6064人増となった。
派遣社員の実稼動者数の前年同期比を地域別に見ると、北海道(108.1%)、東北(111.8%)、南関東(108.3%)、北関東・甲信(107.1%)、北陸(111.5%)、東海(107.8%)、近畿(107.5%)、中国(122.0%)、四国(114.0%)、九州(111.4%)となり、すべての地域で前年同期比が100%を上回っている。
業務別に見ると、情報処理システム開発(94.2%)、機器操作(101.9%)、財務(108.3%)、貿易(113.1%)、一般事務(113.4%)、営業(101.1%)、販売(105.1%)、製造(102.0%)、軽作業(94.3%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(四半期平均)は前年同期比124.4%の3619人だった。
短期派遣(30日以内)の実労働者数(四半期平均)は前年同期比84.3%の11万2507人。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の515事業所を対象に実施した。