人材育成

コロナ禍で自律型人材の必要性は「増す」が約7割、研修は「ハイブリッド型」が4割

 グロービスが人事担当者を対象にした調査によると、新人に期待する条件として「コロナ禍(コロナ後)において、自分で考え自分で行動する自律型人材の必要性は増す」という回答が69.5%に上った。

 「コロナ禍(コロナ後)において、自分で考え自分で行動する自律型人材の必要性は増すと思うか?」の質問に「必要性は増す」と回答した群に、新人に期待する「コロナ後の環境で一番に大事だと思うもの」を聞くと、トップは「自社の理念についての理解」(28.1%)、以下「コミュニケーション能力」(25.2%)「ビジネスマナー」(11.5%)となった。

【コロナ禍の環境で一番に大事だと思うこと トップ5】
1位 自社の理念についての理解 28.1%
2位 コミュニケーション能力 25.2%
3位 ビジネスマナー 11.5%
4位 業務上必要な専門知識 7.9%
5位 発想力 6.5%

 ビジネススキルや専門知識などの19項目について、「入社後活躍するために内定時に取り組むべきことはどのようなことか」と聞くと、2020年の回答の上位三項目は、「自社の理念についての理解」(58.5%)、「コミュニケーション能力」(54.5%)、「ビジネスマナー」(51.0%)となった。

 2019年に人事担当者を対象として行った「仕事とビジネススキルに関する意識調査」の結果と比較すると、「コミュニケーション能力」が2位にランクインしており、順位に大きな変化が見られた。

【2020年 入社後活躍するために内定時に取り組むべきこと トップ3】
1位 自社の理念についての理解 58.5%
2位 コミュニケーション能力 54.5%
3位 ビジネスマナー 51.0%

【2019年 入社後活躍するために内定時に取り組むべきこと トップ3】
1位 ビジネスマナー 53.0%
2位 自社の理念についての理解 47.0%
3位 チームワーク 41.0%

 新入社員研修で過去に実施したもの、または2021年度に実施予定・検討中のものを聞くと、「集合研修(オンライン)&eラーニング」が最も多く13.5%となった。全体的には、集合研修やeラーニング単体研修よりも、eラーニングを含む集合研修(オンライン・オフライン)など複数の方法を合わせたハイブリッド型が約4割となった。

【研修方法 トップ10】
1位 集合研修(オンライン)&eラーニング 13.5%
2位 集合研修(オンライン)のみ 10.5%
3位 eラーニングのみ 9.0%
4位 集合研修(オフライン)のみ 8.5%
5位 集合研修(オンライン)&eラーニング&通信教育 8.5%
6位 集合研修(オンライン&オフライン)8.0%
7位 集合研修(オンライン&オフライン)&eラーニング&通信教育 7.0%
8位 集合研修(オンライン&オフライン)&eラーニング 3.5%
8位 集合研修(オフライン)&通信教育 3.5%
8位 通信教育のみ 3.5%

 調査は、2020年8月21~24日、全国の22歳~69歳の人事担当者を対象にインターネットで実施し、200人の有効サンプルを得た。

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