総務省が発表した労働力調査(速報)によると、6月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント減となる2.8%だった。

男女別の完全失業率は、男性が3.1%で前月比0.1ポイント減。女性は2.5%で前月比増減なしとなった。
完全失業者数は195万人で、前年同月比は33万人増と5カ月連続の増加となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合」は41万人(前年同月比19万人増)、「自己都合」は72万人(同6万人増)だった。
就業者数は6670万人(前年同月比77万人減)で、3カ月連続の減少となった。就業者数のうち雇用者数は5929万人(同94万人減)。
正規雇用は3561万人(前年同月比30万人増)、非正規雇用は2044万人(同104万人減)となった。
非正規雇用の内訳は、パート987万人(前年同月比54万人減)、アルバイト430万人(同33万人減)、派遣社員142万人(同増減なし)、契約社員275万人(同16万人減)、嘱託122万人(同7万人減)、その他89万人(同7万人増)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、教育・学習支援業(前年同月比20万人増)、サービス業(他に分類されないもの)(同16万人増)、学術研究・専門・技術サービス業(同14万人増)などが増加し、宿泊業・飲食サービス業(同38万人減)、建設業(同31万人減)、生活関連サービス業・娯楽業(同22万人減)などが減少した。