手厚い福利厚生で、育児・介護での職場離れを抑制【リロクラブ】
育児・介護などで職場を離れなければならない社員をサポートし、働きやすい職場環境づくりを進めることが人材不足の改善につながる。
リロクラブは「会社の育児制度が社員に十分に知られておらず、活用されていない」という企業人事の声を受け、福利厚生支援サービス「福利厚生倶楽部」の導入企業に対して「Relo育児応援サイト」を提供し、社員が自社の育児制度、保育園や公的サービスなどの情報が収集できるよう支援している。
さらに7月からは全国の医療介護サービス会社と提携し、共働き世帯の家事負担の軽減や介護サポートのための「家事代行補助制度」を開始している。企業は1000円単位で補助額を変更することができ、利便性の高い運用方式が特徴だ。働き方改革の取り組みが本格化していることから、杉山新吾同社常務取締役は、「ワークライフバランスの切り口からのサービスをさらに展開していきたい」と話している。

デジタルを駆使した生産性の高い会議を実現【MAGENCY】
会議や対面ミーティングの大部分が業務時間を圧迫する生産性の無い時間となってしまっているケースは多い。
「MAGENCY」は会議の効率化をデジタルで実現し、今まで受動的だった会議を能動的に変えるサービスだ。一人一人がクラウド上のプラットフォームにログインした状態のモバイル端末を持って会議に出席し、会議中はモバイル端末上に出された多数決に投票したり、質問を投げかけたりすることによって、従来のように一方的に話を聞くことを防ぎ、双方向の会議が実現できる機能が備わっている。
また体裁を考えて積極的に発言しないということをなくすため、モバイル端末から匿名でも意見を書き込めるため、より多くの発言を促す効果があるという。少人数の会議から1000人規模の講義形式にまで対応し、定期的に使用するだけでなく、必要な時にスポットで利用をすることもできる。

業務内容と時間を可視化し、生産性向上を促進【WiMS/SaaS】
勤怠管理には、出退勤の記録に留まらず、得られたデータを生産性向上に役立てることが求められる。ソリューション・アンド・テクノロジーの「WiMS/SaaS(ウィムスサース)」はERPを活かし人事・経理・総務のデジタルイノベーションを可能とするツールで、11月からは働き方改革を後押しする機能が追加される。
一つは、社員の1日の業務内容と要した時間を可視化して業務計画と勤務実績が管理できる「予実績管理」機能で、一人一人のセルフマネジメントが促進される。もう一つは、経営者向けに提供されるダッシュボード機能だ。これまで人事担当者が取りまとめ報告していたデータ類を、グラフ等の視覚性に優れた分析結果で自動提示される。
飯野泰史同社クラウドソリューション統括部統括部長は、「勤怠と人事評価の統合マネジメントやAIの活用の開発を進めている」と話している。
