総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2月の完全失業率(季節調整値)は前月と同水準となる2.4%だった。

男女別の完全失業率は、男性が2.6%で前月比0.2ポイント増。女性は2.2%で前月比増減なしとなった。
完全失業者数は159万人で、前年同月比は3万人増と4カ月ぶりの増加に転じた。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合」は21万人(前年同月比1万人増)、「自己都合」は69万人(同3万人増)だった。
就業者数は6691万人(前年同月比35万人増)で、86カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6026万人(同64万人増)。
正規雇用は3530万人(同44万人増)、非正規雇用は2159万人(同2万人増)となった。
非正規雇用の内訳は、パート1059万人(同7万人増)、アルバイト477万人(同25万人増)、派遣社員143万人(同2万人増)、契約社員278万人(同24万人減)、嘱託120万人(同2万人減)、その他81万人(同7万人減)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、卸売業・小売業(同44万人増)、医療・福祉業(25万人増)、不動産業・物品賃貸業(8万人増)などが増加し、製造業(15万人減)、金融業・保険業(7万人減)、宿泊業・飲食サービス業(6万人減)などが減少した。