総務省が発表した労働力調査(速報)によると、1月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント増となる2.4%だった。

男女別の完全失業率は、男性が2.4%で前月比増減なし。女性は2.2%で前月比0.2ポイント増となった。
完全失業者数は159万人で、前年同月比は7万人減と3カ月連続の減少なった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合」は20万人(同2万人減)、「自己都合」は69万人(同3万人減)だった。
就業者数は6687万人(前年同月比59万人増)で、85カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6017万人(同64万人増)。
正規雇用は3516万人(同42万人増)、非正規雇用は2149万人(同5万人減)となった。
非正規雇用の内訳は、パート1032万人(同12万人増)、アルバイト487万人(同1万人増)、派遣社員142万人(同2万人増)、契約社員277万人(同22万人減)、嘱託123万人(同3万人増)、その他89万人(同1万人増)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療・福祉業(31万人増)、卸売業・小売業(22万人増)、情報通信業(16万人増)などが増加し、建設業(14万人減)、教育・学習支援業(12万人減)、運輸業・郵便業(9万人減)、宿泊業・飲食サービス業(8万人減)の4産業が減少した。