人材派遣の実稼動者数(四半期平均)が前年同期比102.8%となっていることが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。

2020年1~3月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比102.8%の37万1601人で、27四半期連続で前年同期を上回った。
派遣社員の実稼動者数の前年同期比を地域別に見ると、北海道(99.6%)、東北(102.1%)、南関東(103.1%)、北関東・甲信(101.9%)、北陸(99.0%)、東海(102.7%)、近畿(102.6
%)、中国(102.6%)、四国(98.5%)、九州(105.8%)となった。
北陸、四国は、2019年第1四半期から5四半期連続して対前年同期比100%を下回った。
業務別に見ると、情報処理システム開発(104.9%)、機器操作(90.0%)、財務(108.0%)、貿易(113.7%)、一般事務(112.8%)、営業(85.6%)、販売(85.5%)、製造(97.6%)、軽作業(107.9%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(月平均)は前年同期比83.0%の3905人だった。
短期派遣(30日以内)の実労働者数(四半期平均)は前年同期比88.4%の8万3340人。前年同期比で減少したのは2018年10~12月期以来。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の508事業所を対象に実施した。