組織・人事

アルバイト先は働きやすいと回答する在日外国人9割、改善点は勤務時間の長さ

 マイナビ(東京・千代田、中川信行社長)が実施した「在日外国人のアルバイト実態調査」によると、現在のアルバイト先が働きやすいとする外国人は9割を超えることが明らかとなった。

 現在のアルバイト先の働きやすさは、「働きやすい」が41.7%、「どちらかといえば働きやすい」が55.7%と、働きやすいとの回答が9割を超えた。

 「働きやすい」もしくは「どちらかと言えば働きやすい」と回答した人を対象に働きやすいと感じる理由を聞くと、「希望どおりの勤務時間で働ける」が29.1%と最も高く、「異文化への理解がある」が28.4%、「日本語を学べる環境がある」が27.4%と続いた。

 また、現在のアルバイト先を辞めたいと思ったことがあるかと聞くと、87.0%が「辞めたいと思ったことがある」と回答した。その理由は、「給与が低い」が最も高く21.5%、次いで「昇給スピードがおそい」が17.2%、「休みがとりにくい」が14.2%と続いた。

 アルバイトの目的は「自分の生活費のため」が最も高く58.3%となった。次いで「日本語を学ぶため」(40.0%)、「異文化理解のため」(37.3%)など日本の言葉や文化を学ぶことを目的としている回答も多かった。

 日本で働いてみて必要と感じた改善点は「勤務時間の長さ」が最も高く34.3%、次いで「異文化への理解」(32.3%)、「昇給・昇格のスピード」(32.0%)などが続いた。

 日本でアルバイト探しをする際に利用したものは「インターネットの求人サイト」が79.0%、「求人アプリ」が53.7%、「友人・知人・家族からの紹介」が44.7%と続く。

 日本でアルバイトをする際に魅力に感じる条件は、「外国人を歓迎していること」が最も高く45.0%、次いで「職場の人間関係が良いこと」が37.0%、「自宅から近いこと」が29.7%となっている。

 調査は、2020年3月26日~4月3日、現在日本でアルバイトをしている16歳以上の在日を対象にインターネットで実施し、300サンプルの回答を得た。

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