厚生労働省が発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.49倍で、前月比0.08ポイント減となった。

新規求人倍率(季節調整値)は2.04倍で、前月を0.40ポイント下回った。正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.07倍で、前月を0.06ポイント下回った。
有効求人(季節調整値)は前月に比べ3.9%減、有効求職者(季節調整値)は前月比1.5%増となった。
新規求人(原数値)は前年同月比16.0%減。産業別にみると、製造業(26.1%減)、サービス業(他に分類されないもの)(23.6%減)、卸売業,小売業(22.5%減)、運輸業,郵便業(21.1%減)、宿泊業,飲食サービス業(20.6%減)などすべての産業で減少した。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、就業地別の最高は福井県の2.03倍、最低は青森県の1.23倍、受理地別の最高は東京都の1.96倍、最低は神奈川県の1.08倍。
※2020年1月から求人票の記載項目が拡充され、一部に求人の提出を見送る動きがあったことから、求人数の減少を通じて有効求人倍率・新規求人倍率の低下に影響していることに留意が必要。