総務省が発表した労働力調査（速報）によると、3月の完全失業率（季節調整値）は前月比0.3ポイント減となる2.6％だった。
男女別の完全失業率は、男性が2.8％で前月比0.3ポイント減。女性は2.4％で前月比0.4ポイント減となった。
完全失業者数は188万人で、前年同月比が12万人増となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は33万人（前年同月比10万人増）、「自発的な離職（自己都合）」は70万人（同1万人減）だった。
就業者数は6649万人（前年同月比51万人減）で、12カ月連続の減少となった。就業者数のうち雇用者数は5967万人（同42万人減）。
正規雇用は3560万人（同54万人増）、非正規雇用は2054万人（同96万人減）となった。
非正規雇用の内訳は、パート1026万人（同29万人減）、アルバイト439万人（同22万人減）、労働者派遣事業所の派遣社員136万人（同8万人減）、契約社員262万人（同17万人減）、嘱託114万人（同11万人減）、その他77万人（同8万人減）。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、情報通信業（24万人増）、医療・福祉（20万人増）、教育・学習支援業（15万人増）などが増加し、宿泊業・飲食サービス業（40万人減）、サービス業（他に分類されないもの）（19万人減）、製造業（14万人減）などが減少した。
