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【今さら聞けない!】日経平均株価の株価指数

よくニュースなどで耳にする「日経平均株価」。株式に関係することだとは分かっていても、正確な意味を説明できない、という人もいるのでは? でも、難しく考える必要はありません。数値が上がれば株式市場の景気がよく、下がれば悪いというだけのことなのです。

株式市場とはどんなのもの?

日本には、株式の取引をする場所として、東京証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所があります。そのうちの東京証券取引所には、第1部、第2部、マザーズ、ジャスダック、TOKYO PRO Marketの5つの市場が設置されています。

この市場で株式が取引されることを「上場」といいます。

上場するには市場ごとに基準が決まっていて、審査に合格しなければ上場されません。そのため、上場しているかどうかが、企業の信頼性を計る基準のひとつになっています。

日経平均株価とは、何の平均?

東京証券取引所の第1部市場、通称「東証1部」では、約1900銘柄の株式が取引されています。

そのうちの225銘柄を選んで、株式価格の平均を出したものが「日経平均株価」です。225銘柄の平均価格なので、「日経225(にっけいにーにーご)」とも呼ばれています。

225銘柄には、取引が活発で流動性の高いと考えられている225社の株式が選ばれています。

以前は上場廃止にならない限り、225銘柄の入れ替えをしていませんでした。しかし2001年からは、市場の動きをより強く反映させるために、毎年秋に銘柄の見直しと入れ替えを行っています。

日経平均株価は、株式の取引が行われている平日は毎日、15秒ごとに算出しています。

日経平均株価に選ばれている企業

市場の動きを正確に反映するためには、さまざまな業種の企業を偏ることなく選ばなければなりません。

そのため日経平均株価では、
食品11社、繊維4社、パルプ・紙3社、化学工業18社、医薬品8社、石油2社、ゴム2社、窯業8社、鉄鋼業5社、非鉄金属・金属製品12社、機械16社、電気機器30社、造船2社、自動車9社、精密機器5社、その他製造3社、水産2社、鉱業1社、建設9社、商社7社、小売8社、銀行11社、証券3社、保険6社、金融1社、不動産5社、交通8社、運輸5社、倉庫1社、情報通信6社、電力3社、ガス2社、サービス業8社
……と、多岐にわたる企業が選ばれています。

株価指数とは?

株価指数とは、株式市場の動きを数値化したものです。

日経平均株価のように、指定銘柄の株式金額をすべて足して銘柄数で割った平均値も、株価指数のひとつで「株価平均型株価指数」といいます。同じ「株価平均型株価指数」には、ニューヨーク市場のダウ平均株価などがあります。

日経平均株価は、「値がさ株」と呼ばれる株価の高い銘柄の影響を受けやすいという特徴があります。

もうひとつ、ニュースでよく耳にする株価指数に「TOPIX(トピックス)」があります。TOPIXとは、東証株価指数のことで、「浮動株基準株価指数」という方法で算出されています。1968年4月1日の東京証券取引所第1部市場の株価指数を、基準となる「100」に設定して、どのくらい成長したかを数値化しています。

TOPIXは、規模が大きな会社の影響を受けやすいという特徴があります。

日経平均株価のはじまり

東京証券取引所では、1950年から平均株価の算出・公表をしていました。しかし、1969年に現在のTOPIXに近い算出方法の「東証株価指数」に切り替えたため、平均株価の算出を打ち切ってしまったのです。

その平均株価の算出を引き継いだのが、日本経済新聞社でした。

今では、TOPIXと並んで信頼の置ける株式指数とされています。民間企業が算出している数値でありながら、政府の経済統計にも使われています。

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