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AdobeとOfficeのツールが統合!詳細は?

2016年5月25日、米マイクロソフト社はActive Directory Teamのブログで、「Adobe Acrobat DC」を「Office 365」に統合できるようになったと発表しました。AcrobatとOfficeの統合で、ユーザーにはどんな利点があるのでしょうか。

「Office 365」とは?

「Microsoft Office」は、Word、Excel、PowerPointといったビジネスに必須のソフトウェアのセットとして、すでにおなじみのことでしょう。1989年の発売から、バージョンの更新を重ねてきました。

今までのOfficeは、PCにプリインストールされているか、家電量販店やネットショップでパッケージになっているものを買うかでした。

それに対してOffice 365は、毎月使用料を払うことで、Officeに含まれるさまざまなソフトウェアが使えるという企業向けのサービスです。ローンで購入するのとは違い、使い続ける限り月額使用料を払い続けなければなりません。

Office 365の最大の利点は、つねに最新のプログラムが提供されること。ソフトのバージョンアップが行われた際は、ユーザーが更新しなくても自動的に最新版が使えるようになります。

また、WordやExcelといったソフトウェア以外にも、社内用メールや社内用グループウェアの機能が使えたり、Webサイトを持つことができたりと、付加的なサービスが利用できます。

つまり、Office 365は単なるソフトウェアのセットではなく、企業向けの総合支援サービスなのです。

「Adobe Acrobat DC」とは?

Adobe Acrobatは、米アドビシステムズがリリースしているソフトウェアです。文書をPDF(Portable Document Format)ファイルに変換したり、PDFファイルの編集をしたりといった、PDFファイルの加工ができます。

PDFは電子文書フォーマットのひとつ。アドビシステムズが無料配布している「Adobe Acrobat Reader DC」というソフトを使えば、どんなプラットフォームでも文書を正しく表示することができます。そのため、インターネットで公開されているカタログや取扱説明書では、よくPDF形式が使われています。ビジネスには必須のフォーマットと言っていいでしょう。

Adobe Acrobat DC は、Acrobatシリーズの最新バージョンです。Office 365と同じく、月額使用料を支払って利用するスタイルになりました。同時に、モバイルアプリやWebサービスの機能が追加されています。

Acrobat DCとOffice 365が統合されると?

Office 365には「OneDrive」というクラウドストレージサービスがあります。オンライン上にファイルや画像を保存できるサービスで、ネット環境があればどこからでもアクセスできるので、ファイルをUSBメモリなどで持ち歩いたりする必要がありません。また、保存したファイルをほかのユーザーと共有することもできます。

Acrobad DCとOffice 365が統合されると、OneDrive上のファイルを直接Acrobat DCで開いたり、編集したりといった操作ができるようになります。OneDriveからファイルをダウンロードするのではなく、ファイルをOneDriveに置いたまま作業ができるので、作業後は保存のために再アップロードする必要もありません。

Acrobat DCでOneDriveに接続するには、Acrobat DCのホーム画面で「アカウントを追加」を選択。OneDriveアカウントの下の「追加」をクリックしてサインインします。

どうして統合が可能になったのか

Acrobat DCとOffice 365の統合の鍵を握っているのは、「Azure Active Directory(Azure AD)」というサービスです。

Azure ADは、簡単に言ってしまうと、ネット上のID管理を統合するサービス。別々の会社のIDを結びつけて、シングルサインオンで手軽に利用できるようにするものだと考えておけばいいでしょう。

マイクロソフトによると、Acrobat DCとOffice 365の統合が可能になってから1週間で、800社以上の企業がAcrobat DCからOffice 365に接続したそうです。

Azure ADは、Office 365だけのために作られたサービスではありません。Dropbox、Google Apps、Salesforceなどのクラウドサービスもサポートしているため、将来的にはもっと統合が進む可能性があります。

クラウドサービスの弱点

近年は、インターネットの接続回線が高速化し、大容量ファイルでも迅速にダウンロードできるようになりました。さらに、スマートフォンやタプレットが普及し、PCだけでなくほかのデバイスでも同じソフトを使いたいという要求も増えてきました。

PCなどにインストールするのではなく、月額使用料を支払ってクラウド上でソフトウェアを使うというスタイルが増えてきたのには、そういった事情があります。

ただ、ネットに接続できない環境では、クラウドサービスは利用できません。また、大元となっているデータサーバが何らかの理由でダウンしてしまうと、やはり利用できなくなってしまいます。さらに、データサーバが攻撃などを受ければ、データ流出の危険もあります。

クラウドサービスを利用する場合には、メリットと同時にデメリットも理解しておきたいものです。

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