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客のリピート率や滞在時間を分析!「Flow-Cockpit」とは

スマートフォンのWi-Fi機能を活用して、顧客の行動を分析するシステム「Flow-Cockpit」が、この5月に発表されました。9月の受け付け開始を前に、早くも「画期的なサービス」といった声が聞かれていますが、どんな部分が画期的なのでしょうか。

「Flow-Cocpit」のシステム

「Flow-Cockpit」を開発したのは、Wi-Fiを利用したソリューション開発を手がける株式会社バディネットと、店舗オペレーションの分析や改善を行っているトリノ・ガーデン株式会社です。

「Flow-Cockpit」は、両社が共同で開発した店舗向け行動解析サービス。客の持っているスマートフォンのWi-Fiをセンサーで検知して、来店した回数や頻度などのデータを自動で集計します。

集計できるデータは、過去の来店回数、来店の頻度、店内滞在時間、店内での動きといった個々の客についてのもの。さらに集計したデータを分析すれば、新規客と固定客の比率や、店の前を通った人のうちどくらいの人数が入店するなども知ることができます。

今までの解析サービスとの違い

「Flow-Cockpit」の最大の特徴は、データ集計の端末としてスマートフォンを使っていることです。

過去にも「Flow-Cockpit」のような機能をもつサービスはありました。しかし、専用の端末を持ってもらう、会員登録が必要、アプリをインストールしなければならないなど、顧客側になんらかの負担がかかるものばかりでした。

しかし「Flow-Cockpit」は、客が持っているスマートフォンのWi-Fi機能が有効になっていさえすれば、客に一切の負担をかけることなくデータが集計できます。

客に協力を仰ぐ必要がないということは、従業員教育の手間も省けるということ。客の協力を得るためには、従業員がすべての来客に主旨などを説明しなければいけません。そのため、システムについて事前に従業員教育を行う必要があり、従業員にとってもかなりの負担となっていました。

「Flow-Cockpir」ではデータが自動収集されるので、事前の従業員教育なども必要ありません。

収集したデータをどう利用するか

「Flow-Cockpit」で来客数や頻度が把握できると、キャンペーンやセールを行ったときの効果、客に対する求心力を知ることができます。さらにデータを積み重ねることで、どういったキャンペーンが客にアピールするのかの傾向も分かってきます。

店内で滞在時間や動線のデータと、店内のレイアウト、売り上げなどのデータを統合すれば、売り逃しが発生している棚の特定など、改善すべき点の洗い出しができます。また、時間帯による客の動線の変化が分かれば、タイムセールなどの販売促進イベントがより効果的に行えるようになります。

さらに「Flow-Cockpit」ならではの特徴として、店舗オペレーションの分析や改善を行っているトリノ・ガーデンが開発に携わっていることがあります。

店舗によっては、いくら「Flow-Cockpit」でデータを収集しても、どう分析したらいいのか分からない、分析結果にマッチした改善策が思いつかないといったケースも考えられます。そのため「Flow-Cockpit」は、認知心理学に基づいてオペレーションへのアドバイスを行ってきたトリノ・ガーデンの実績を生かして、改善点を直感的に把握できるようにデザインされています。

店舗以外での活用も期待できる

「Flow-Cockpit」の機能を使えば、工場などでの従業員の動線を把握することも可能です。

工場で作業効率を上げるには、できるだけ無駄な動きや工程を省いていく必要があります。「Flow-Cockpit」で作業時間や移動距離を分析すれば、ボトルネックを解消して作業を効率化することができます。

また、作業工程の改善を図った時には、その効果を即座にデータとして検証できるので、より効果的なシステムを短期間で作ることができます。

スマートフォンの普及が生み出したシステム

「Flow-Cockpit」のような画期的な行動把握システムが開発できたそもそもの要因は、スマートフォンの普及です。誰もがスマートフォンをもつ時代になったからこそ、それを利用した新たなシステムを生み出すことができました。

今後、スマートフォンの機能を利用した意外なシステムが、新たに生み出される可能性も十分にあり得ます。

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