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【JAPAN EXPO 2016】日本はこう見えている!

毎年7月にパリで開催されている「Japan Expo」。2015年は約25万人の入場者数を記録した、日本のさまざまなカルチャーを紹介するイベントです。いったい、日本のどんな部分が取り上げられているのでしょうか。その内容についてチェックしてみましょう。

ジャパン・エキスポのそもそもの主旨

ニュースなどでは、漫画・アニメ・ゲーム・音楽といったサブカルチャーを紹介する面が取り上げられがちなジャパン・エキスポですが、じつはそればかりではありません。茶道、書道、剣道などの日本の伝統文化も数多く取り上げられています。

それもそのはず、2000年にジャパン・エキスポがスタートしたときから、「日本のいま最も旬のエンタテイメント、そして伝統文化やハイテクノロジーを擁する姿を伝えたい」という趣旨で開催されているのです。

ジャパン・エキスポのはじまり

ジャパン・エキスポ以前にも、日本の漫画やアニメを紹介するイベントがフランスで行われていました。

しかし、ポップカルチャーばかりが注目されることに不満を持ったジャン=フランソワ・デュフール氏、サンドリーヌ=デュフール氏、トマ・シルデ氏の3名によって、現代日本の文化すべてを紹介するイベントとしてジャパン・エキスポが企画されました。

記念すべき第1回目は、2000年6月にパリ・ビジネス高等学院を会場として開催され、入場者数は約3000人。第3回から毎年7月の開催となりました。

パリで開催されているものが、規模も大きくよく知られていますが、マルセイユ、オルレアン、ブリュッセル、アメリカのサンフランシスコでも開催されています。

日本政府も重要視するジャパン・エキスポ

ジャパン・エキスポの展示エリアには、フランスの漫画出版社、ゲームメーカー、日本のDVDやCDなどの輸入販売会社が出展。各社が取り扱っている商品の紹介だけでなく、ゲストを招いてのトークやサイン会、デッサンや作品制作の入門講座などを行っています。

ゲーム関係のエリアでは、最新ゲームの体験展示やゲーム大会も。さらに、メイド喫茶も設置されていて、毎年賑わっています。ただ見るだけでなく、体験できる展示が多いのも、ジャパン・エキスポの特徴のひとつです。

日本政府も、ヨーロッパに日本文化を認知させる絶好の機会だとして、ジャパン・エキスポを重要視。2009年には外務大臣賞を授与しただけでなく、2013年からはクールジャパン戦略の一環として、日本企業を集めたエリアを設置するようになりました。

京都府をはじめとする地方自治体もブースを出展し、ゆるキャラなどを登場させて観光誘致を図っています。

日本の伝統文化の紹介

ジャパン・エキスポでは、茶道、華道、書道、日本舞踊、和太鼓、将棋といった日本の伝統文化も、それぞれにブースが設けられています。どのブースでもレクチャーや体験を行っているほか、剣道、柔道、合気道、少林寺拳法、弓道、空手などの武道を披露するステージも行われています。

じつはこういった日本の伝統文化のブースは、フランスをはじめヨーロッパで活動している非営利団体による出展がほとんど。そのため、レクチャーを受ける人も教える人もフランス人という、日本人にとっては非常に珍しく感じられるような光景も繰り広げられます。

注目を集める日本の食生活

ジャパン・エキスポのフードコートには、日本でおなじみのファストフードがそろっています。毎年人気となっているのは、さまざまな味が選べるおにぎり。そのほかに、たこ焼き、ラーメン、蕎麦、焼きそばなどもあり、まるでお祭りの露店のようです。

駄菓子を販売するブース、日本の家庭料理を紹介するブース、日本酒の試飲販売を行っているブースもあり、日本で日常的に食べられているものに非常に興味を抱かれていることが伝わってきます。

トークやライブで多方面から日本を紹介

ジャパン・エキスポには、コスプレやファッションショーが行われる最大15000人収容可能な「ICHIGOステージ」、収容人数4000人の音楽専用会場「KARASUステージ」、伝統文化のデモンストレーションが行われる「SAKURAステージ」などが設けられていますが、なんとすべてのパフォーマンスが入場無料。毎年日本からゲストを呼んでのトークショーやライブステージを行っています。

2016年の第17回ジャパン・エキスポには、『レディ!!』で知られるベテラン少女漫画家の英洋子氏と、『エンジェルウォーズ』を送り出した少女漫画家の真崎春望氏が登場。サイン会やトークショーのほか、作画技術などをレクチャーするマスタークラスも開催されます。また、フランスでも多くのファンをもつ『Fairy Tail』の作者である漫画家の真島ヒロ氏のトークショーも予定されています。

パフォーマンス系では、ヴィジュアル系ロックバンドのサイコ・ル・シェイム、「踊る授業シリーズ」で人気を博しているエンタメユニットのエグスプロージョンなどがゲストとして登場。ライブパフォーマンスで会場を盛り上げます。

ジャパン・エキスポで見る日本

ヨーロッパでの日本のイメージが「フジヤマ・ゲイシャ・サムライ」だったのは昔の話。今では日本のアイドルのライブステージの前で、フランス人がいわゆる「ヲタ芸」を繰り広げるほど、日本のポップカルチャーは浸透しています。

伝統文化が生活に息づいているからこそ、独特の漫画やゲームといったポップカルチャーが生み出されてくる国と見られているのではないでしょうか。

2016年の第17回ジャパン・エキスポは、7月7日(木)から10日(日)までの4日間にわたって、フランスのパリ・ノール・ヴィルパント展示会会場で開催予定です。

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