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ゆとり世代の新入社員は“寄り添う”タイプの上司がお好み、強いリーダーシップは支持ガタ落ち

今年の新入社員が期待する上司は“相手の意見や考え方に耳を傾けて寄り添う”タイプ———こんな傾向がリクルートマネジメントソリューションズ(東京・千代田、奥本英宏社長)の調査で分かった。一方で“厳しく指導&強いリーダーシップ”タイプは大きく支持を減らしている。新入社員と上手く付き合うには“草食系”に徹するのがいいらしい。

新入社員が上司に期待することは「相手の意見や考え方に耳を傾けること」(47.1%)が昨年と変わらずトップとなった。

 2位はここ5年で9.1ポイント増となった「一人ひとりに対して丁寧に指導すること」で39.3%、3位は前年比2.9ポイント増の「好き嫌いで判断をしないこと」(31.9%)となった。

 近年ポイントを減らしている「言うべきことは言い、厳しく指導すること」(30.8%)は5年間で5.7ポイント減、「周囲を引っ張るリーダーシップ」(19.5%)も6.6ポイント減となり、どちらも2010年の調査開始依頼最低となった。
【上司に期待すること】
1位 相手の意見や考え方に耳を傾けること 47.1%
2位 一人ひとりに対して丁寧に指導すること 39.3%
3位 好き嫌いで判断をしないこと 31.9%
4位 言うべきことは言い、厳しく指導すること 30.8%
5位 仕事に情熱を持って取り組むこと 29.9%

 一方、新入社員自身が「これから身につけたい力」は「コミュニケーション力」(61.5%)が2位以下に大差をつけてトップ、次いで「専門知識」(33.6%)、「プレゼンテーション力」(28.4%)となった。

【これから身につけたい力】
1位 コミュニケーション力 61.5%
2位 専門知識 33.6%
3位 プレゼンテーション力 28.4%
4位 論理的思考力 26.4%
5位 マナー 24.6%
 今年の新入社員が社会人として働いていくうえで大切にしたいと思っていることは、1位「社会人としてのルール・マナーを身につけること」(46.4%)、2位「仕事に必要なスキルや知識を身につけること」(40.5%)となり、昨年と同順位だった。

 3位の「任された仕事を確実に進めること」(37.5%)はここ5年間を通じて選択率が年々高まっており、今年は「周囲との良好な関係を築くこと」を抜いて3位にランクインした。

【社会人として働いていくうえで大切にしたいと思っていること】
1位 社会人としてのルール・マナーを身につけること 46.4%
2位 仕事に必要なスキルや知識を身につけること 40.5%
3位 任された仕事を確実に進めること 37.5%
4位 周囲(職場・顧客)との良好な関係を築くこと 36.6%
5位 失敗を恐れずにどんどん挑戦すること 29.3%

 働きたいと思っている職場の雰囲気は昨年と変わらず1位「お互いに助け合う」(56.4%)、2位「アットホーム」(44.6%)、3位「遠慮をせずに意見を言い合える」(40.4%)となった。
 過去5年間を比較してみると、もっとも伸びたのは7.2ポイント増となった「お互いに助け合う」。他に「お互いに個性を尊重する」(3.7ポイント増)、「ルール・決め事が明確」(2.8ポイント増)も年々高まっている。

 一方、年々下がっているのは「皆がひとつの目標を共有している」(6.5ポイント減)、「活気がある」(5.7ポイント減)、「お互いに鍛えあう」(5.1ポイント減)だった。

【働きたいと思っている職場の雰囲気】
1位 お互いに助け合う 56.4%
2位 アットホーム 44.6%
3位 遠慮をせずに意見を言い合える 40.4%
4位 活気がある 35.4%
5位 お互いに個性を尊重する 34.3%

 今年の新入社員は手に手をとって仲良く一歩を進みたい傾向が強いんですね。よし!今年は怒鳴る前に肩を組もう! とにかく、嫌われる前に知っておいて良かった。(土田)

 調査は、2016年3月24日~4月8日、リクルートマネジメントソリューションズが全国で開催した新入社員導入研修の受講者1029人を対象に実施した。(男女比約6:4、最終学歴:大卒以上85.9%、300人未満企業比率71.3%)

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