転職

2016年下半期の転職市場も活況が予想される

2016年下半期の転職市場での求人数の増減の見込みは、11分野のうち4分野で緩やかに増加、7分野で横ばいと予想されていることがインテリジェンス(東京・千代田、峯尾太郎社長)が発表した「転職市場予測2016下半期」で分かった。求人数の伸びは鈍化するものの全体では転職市場の活況が続きそうだ。

建築・土木は人材不足で、資格・経験を条件から外すケースが増加

“緩やかに増加”と予想されているのは、「建築・土木」、「営業」、「人事・経理・法務」、「クリエイティブ」の4分野。
 建築・土木では慢性的な人材不足で工事案件が山積みの状態で、中堅・中小規模の企業が「資格を持っていること、業務経験があること」を求人の必須要件から外すケースが増えてきている。

 この傾向は大手企業にも波及してくると見られており、働く環境を変えたくても資格や経験が不十分で転職に踏みきれずにいた人にもチャンスが広がっていく見込みだ。

 また、建築・土木業界にもIT化・無人化の流れがあり、中長期的には導入が広がっていく。

人材、介護、医療、食品・飲料業界で営業職の採用意欲が強い

営業職で採用意欲が特に強い業界は、人材サービス、介護サービス、医療業界などで、メーカーの中では食品・飲料メーカーも増加すると見られている。

 求人数増加の背景は業績が良い今のうちに人材採用の投資を続けようとしていることと、企業がさらなる成長を狙って新しい事業領域に乗り出そうとしていること。

 新規事業に取り組む企業では、新しい事業領域の企画部門に営業職出身者も受け入れており、営業職から同じ商材の営業職への転職、違う商材の営業職への転職、さらには営業職から企画職への転職と、志向に応じて可能性が広がっている。

人事と法務の求人数は横ばい、経理は微増

人事・経理・法務については、求人数は人事と法務で横ばい、経理は微増と予想されている。

 企業が最重要視するのは、企画・管理部門において企業の変化と成長を推進する人材で、専門的な知見でビジネスの攻めと守りをバックアップできる人材を採用したいと考えている。

 そのため転職者はテクニカルスキルのアピールだけでなく、「自社ビジネスの発展」を意識し貢献していることを示す必要がある。

Webサービス企業はアイデアをサービスに落とし込める人材を求める

クリエイティブ職で求人ニーズが大きいのは次の3つの企業群。

 1つ目はWeb制作会社、広告代理店、デジタルマーケティング会社などWeb制作を“受注する側”の企業。

 2つ目は“発注する側”の事業会社で、自社内にWeb企画・開発できサイト運営の戦略立案をする人材の確保。

 3つ目はWebサービスの企業で、大手ポータルサイトからスマホアプリまでアイデアをサービスに落とし込んで育てられる人材を求めている。

企業が人材採用を抑制する気配はまだない

国内の人材需要についてインテリジェンスでは「東京オリンピックをピークと見据えた企業の投資マインドやインバウンド需要などのプラス要因と、マイナス金利施策、6月後半からの円高・株安などのマイナス要因の両面がある」としているが、「企業が人材採用を抑制する気配はまだない」としている。

 また、今後の転職活動について「景気の先行きに不透明感をはらんでいるのは確かなので、転職しようと気持ちが固まっているのであれば早々に転職活動をスタートさせて年内までの内定獲得を目標にするのが得策」とアドバイスしている。

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