【コミュ力に自信がない方必見】コミュ力の簡単な鍛え方とは?
でもビジネスシーンにおいてコミュ力に自信満々なんて人は少ないのではないでしょうか?接客や営業職で10年以上も経験を積むと、コミュ力が鍛えられて管理職になる頃には、コミュ力の達人に!コミュ力は鍛えられるのです。そこで今回はコミュ力の鍛え方をご紹介しましょう。
コミュ力の高い人の特徴とは?
「コミュ力の高い人」をイメージすると、性格が良かったり、話題が豊富だったり、明るい性格、誰とでも仲良くなれる……等など。
様々な人気者のイメージがわくでしょう。
でも、普段は大人しく少し根暗な人なのに、ビジネスシーンではものすごいコミュ力を発揮している人もいます。
反対に、誰でも好かれる人気者でコミュ力が高い人でも、実は本当の友達は少なく、性格もあまり良くない、なんて人もいます。
つまり、性格とコミュ力には関係はないのです。
コミュ力の高い人は、人を引きつける声を持っているのです。
「はっきりとわかりやすい聞きやすい声で話す人」です。
聞きやすい声とは、口を大きく開けて一言一言をはっきりと、丁寧に話す癖がついている人です。
感情が豊かな人の声は、とても聞きやすいですよね。
それは、声に抑揚がついて、感情が表れることで、親近感がわくのです。
また、コミュ力が高い人はいたって聞き上手でもあります。
人は自分の話を聞いてくれた人、自分を理解してくれる人に心を寄せやすい傾向があります。
コミュ力の高い人は、上手に相手にも話させています。
会話を誘導しているように見えますが、相手の答えを待つ「間」というものを上手に入れています。
・聞きやすくわかりやすい声(鍛え方①②)
・感情が豊か(鍛え方③)
・声に抑揚がある(鍛え方③)
・聞き上手(上級テク)
・間の取り方が上手(上級テク)
この5つがポイントです。
でも、聞き上手や間の取り方が上手になる前に、ビジネスシーンでは話を聞いてもらえないといけません。
そこで、話を聞いてもらえる上手な話し方ができるようになる訓練法をご紹介しましょう。
鍛え方①|腹式呼吸で声を出そう
声の質が良い方が有利ですが、人に話を聞いてもらいやすい状態とは、声の質よりも聞き取りやすい声です。
演劇をやっている人は、「あ」「い」「う」「え」「お」「か」「き」「く」「け」「こ」といった感じで、お腹に手を当てて、腹筋で声を出すように発声練習をするのをご存知でしょう?
これは、声を劇場中に通る聞きやすい大きな声を出す練習です。
お腹に手を当てるのは、腹式呼吸ができているのっかを確認するためだそうです。
アナウンサーも、はっきりと聞き取れるように似たような訓練をするそうです。
なおアナウンサーの場合は、早口言葉でも聞き取りやすいように早口言葉の訓練も入社当時させられると聞きます。
普段の会話にここまでする必要はありませんが、腹式呼吸で話すのはおすすめなんですよ。
下を向いて話すと、背中も丸くなって肺を圧迫するのでこえがボソボソ声になって聞き取りにくくなります。
それに、腹式呼吸がしっかりできていると、副交感神経が優位になりやすく、リラックスしやすくなります。あがり症や緊張して話せなくなる人ほど、腹式呼吸の会話を心がけてみましょう。
すぐには難しいかもしれませんので、まずは背筋をぴんと伸ばして、相手の顔を見て顔を上げて話すだけでも声は聞き取りやすくなります。
鍛え方②|ゆっくり話そう
さらに、ゆっくりと話すっともっと言葉がはっきりと聞こえますし、丁寧に心を込めて話しているような感じになります。
その時自然な笑顔であるだけで、相手から見ても好意的に話しかけられている感じがするので、相手が聞く体制になってくれて、もっと聞いてもらいやすくなります。
ちなみに、最近歌手の宇多田ヒカルさんの歌い方が昔と変わったと評判です。
その話題の検証を、フジテレビ「めざましテレビ」が行いました。
活動休止前の歌と、最近終了したNHK「とと姉ちゃん」の主題歌を検証した結果、雰囲気が全く違いました。
何処が違うかというと、「とと姉ちゃん」の主題歌の方が、言葉がはっきりとしていて、テンポも4拍子で優しい感じでゆっくり歌われていることがわかりました。
宇多田ヒカルさん、ご本人のご意見では、「出産してから赤ちゃんに聞いてもらうために言葉を丁寧に語りかける習慣がついたからではないか」ということでした。
このことからも、人に聞かせるには、ゆっくりと語りかけるように話すのが大切なことがわかります。
鍛え方③|録音しながら朗読しよう
毎日10分でも良いですから、音読する習慣を付けてみましょう。
その時に、場面を思い浮かべ人に聞かせるような気持ちで音読しましょう。
大きな声で感情を込めて出すことで、表情筋、舌、声帯を鍛えることになります。
表情筋が鍛えられることで、表情が豊かになります。
舌の筋肉が鍛えられることで、言葉がはっきりと聞こえます。
舌を動かすことで言葉がはっきりと聞き取りやすくなります。
声帯を鍛えることで、大きな声が簡単に出るようになります。
また、音読するのは、経済誌や新聞のような堅いものではなく、話し言葉の物語調の小説がおすすめです。
文章を読むことで、ボキャブラリーが増えますし、情景を思い浮かべながら読み進めていく上で、想像力も豊かになります。
そして、声を出す習慣もつくので、一石三丁の高価です。
それだけではありません。
もし時間に余裕があるようなら、朗読を録音して自分の声を聞いてみましょう。
自分で客観的に聞いて見ると、直した方が良い点もわかりやすくなります。
直した方が良いと思った所は、翌日改善の努力をして朗読し、また録音した自分の声を聞いてみましょう。違いが歴然だと感じられたら効果大です。
このようにして、情景を想像しながら人に聞かせるような気持ちで朗読を続ける事で、声の抑揚も出せるようになり、起承転結や伝えるべきポイントもつかめるようになります。
まとめ|ジャズで「ありがとう」と言ってみよう
キヤノン電子社長、酒巻久さんの説によると、言葉はジャズのようなものでアドリブを楽しむのだとか。
アドリブのように楽しむほどのコミュ力はかなり高度ですが、このジャズのような会話がポイントです。
流ちょうな会話というのは、音楽のような感じです。
感情がこもると、声の調子が強くなったり弱くなったり、声が高くなったり低くなったり色々です。
例えば「ありがとう」という言葉で実験してみましょう。
両ほほを両手で押さえて、表情筋が動かないようにして「ありがとう」と言ってみましょう。
口があまり動かずに単調なありがとうになります。
嬉しい気分で顔中の筋肉を使って「ありがとう」と言ってみましょう。
この二通りの「ありがとう」を録音して聞き比べてみましょう。
違いは一目瞭然でしょう。
雰囲気が全く違います。
後者の方が、嬉しそうだし、声も大きく感じが良いですよね。
「ありがとう」をTPOにあわせてジャズのように口から出るようになれば、もうあなたはコミュ力上級者です。
コミュ力が優れた人は、一般的にこの「ありがとう」を上手に伝えることができます。
日本人は、一般的に「ありがとう」よりも「どうも」とか「すいません」と言ってしまうことが多いようです。
でも、同じお礼でも「どうも」や「すみません」よりも「ありがとうございます」と言われた方が好感度は高いのです。
どうせお礼を言うなら、好感度大で、嬉しい気持ちが伝わった方が良いですよね。
コミュ力が高い人は、笑顔で「ありがとう」と言うのが上手です。
他のことは多少の訓練が必要ですが、「ありがとう」なら明日からでもできそうですね。
話し方は、訓練でかえられますので、まずはできることから初めてみましょう。
声で雰囲気は変わります。
代わったあなたを見て、周囲の人間関係に素敵な変化が生じるかもしれません。