【若手必見!】仕事がうまくいかない時のお薦め対処法とは?
仕事やプライベートで「何をやってもうまくくいかない!」というとき、皆さんはどうしてますか?その時は、人生のどん底ではありません。将来飛躍できるかどうかの曲がり角なのです。そこで、そんな時はどうしたら良いのかをご紹介しましょう。
何もかもうまくいかない時は「試練の時」?
仕事でもプライベートでも、上手くいかない事が重なるときは、悩んでもどんどんネガティブ思考になっていきます。
焦って何とかしようとあの手この手を考え、実行しても、どんどん度ツボにはまっていくようなときは、思い切って立ち止まるか方向転換をしましょう。
あるいは、焦っても今の方法では無理だと一度深呼吸をして悩むのを止めてみましょう。
「神は乗り越えられない試練はない」と自分に言い聞かせましょう。
どんなにネガティブな未来予測も、あなたが今まで生きてきた経験則が脳裏に浮かんでいるにすぎないのです。
20代30代の若手社員の経験則なんて、まだまだ未熟です。
考えてみてください。学生から社会人になって長くてもたった10年やそこらなのです。
たった10年やそこらの人生経験の範囲の中だけで右往左往していることになります。
未来は今までしたこともない新たな経験をする可能性の方が高いので、経験則では計り知れないものなのです。
あなたの経験の範疇にないミラクルな出来事が待っているかもしれません。
多くの場合、そのミラクルのきっかけは周囲からやってきます。
そのミラクルのきっかけに気づき、それを応用できるかどうかはあなた次第なのです。
だから、「幸運の女神は前髪しかない。その前髪を掴むことができたものだけに幸運の女神は微笑む」とギリシャ神話では語られています。
だから、うまくくいかないとき前を向くべきなのです。
下を向いて焦りまくっているのではなく、一旦全ての執着を捨てて旅にでも出て、思考を解放するのも良いかもしれません。
何もかもうまくいかないときやるべきこと
「何もかも上手くいかなくて、人生どん底だ!」と思うときこそ、全く関係ないことをやってみるなんてどうでしょう。
大掃除をするとか、友達と飲みに行くとか、何でも良いのです。
とにかく気分を変えて見るのがお薦めです。
スランプのキリから抜け出すための新たなアイデアが浮かぶ、「発想の転換や巡り合わせ」のチャンス到来を逃さないためにも、精神のリラックスとストレス解消が必要です。
うまくいかないときやってみるお薦め10の方法
・深呼吸をして無理にでも焦る自分を落ち着かせる
・思いっきり休息をする
・何か別のことをしてリラックスする方法を考える
・友人と飲みに行ってみる
・嬉しかったことを探してみる
・上手くいかないことを認めて、自分が本当にやるべき事を分析する
・「上手くいかない=方法が間違っているかも?」と考えてみる
・方法が思いつかないときは成り行きに任せてみる
・諦めるのはいつでもできる!自分を信じてもう少しだけがんばってみる
・偉人や成功者の伝記を読んでみる
リラックスすると、良い考えが浮かぶこともあります。
疲れ切っているなら休養をしましょう。
「何もかも上手くいかない」と落ち込んだときは、嬉しいことを探してみましょう。
少し気分が明るくなります。
友達に愚痴を聞いてもらうのも良いでしょう。
人に話をするだけで、物事の整理がつきますし、客観的視点の方が本筋を教えてくれることもあります。
それに友人や恋人や家族等、気の置けない人といるだけで安心してリラックスできるでしょう。
思い込みや焦りは視野を狭くします。
そして物事を思った通りに進ませるために試行錯誤する内に、妥協に妥協を重ねていつの間にか、本筋を見失ってしまっていることだってあるのです。
方法を間違えていることもあります。
とくに焦ってると様々な大切な情報を見逃してしまいますので、間違いにも気づきにくいものです。
また、後で考えると「あのときうまく行かなくて良かった!」と思えることも多いのです。偉業を成し遂げた人の多くは、うまくいかないどん底を味わった後成功を遂げています。
これは筆者の実家のご院家(ごいんげ:菩提寺の住職)のお説教によく出てくる話ですが、「人の人生の幸せの量は平等」だそうです。
だから、大きな幸せの前には大変な苦労があるのです。これで人生の幸・不幸の帳尻を合わせているのだとか。その苦労は次にやってくる幸せのための下準備なのだとか。
だから、不運なときほど新たな幸せに向かっての曲がり角だと思って踏ん張るときなのだそうですよ。不運なときにがんばったのと同じだけの幸運が待っているのです。
つまり、明けない夜がないように、上手くいかないスランプは必ず終わるということです。
偉業を遂げた人①|暮らしの手帖 大橋鎭子さん
9月で終わってしまったNHKの朝の連ドラ「とと姉ちゃん」でご紹介しましょう。
この「とと姉ちゃん」は、「暮らしの手帖」の創刊をした、大橋鎭子さんの話です。
彼女は、「あたりまえの暮らしを大切にする世の中にしたい」と言う信念を貫き「暮らしの手帖」に人生を捧げました。
「とと姉ちゃん」のお話しを少し紹介しましょう。
父(とと)亡き後、家族を守るために「とと姉ちゃん(お父さんの代わりのお姉ちゃん)」となって妹達を嫁に出し、家を建てた常子と「あなたの暮らし」の話です。
「あなたの暮らし」は100万部を超えるベストセラーとなるまで、様々な苦境を乗り越えていきます。倒産の危機も何度もありました。商品試験の信用を失いかけたことも。
それでも、周囲の人々に助けられ、様々なチャンスが巡ってきて、どうにかこうにか乗り越えていきます。
どんなときも、「どうしたもんじゃろの~」と悩みながらも、できることを続けていきます。そうこうしていくうちに、チャンスが巡ってくるのです。
「そのチャンスを掴む事ができるかどうかは、神のみぞしる!」
そんな場面に何度も立ち向かい、諦めずに続ける事がいかに大切なことなのか、そのときは上手くいかないように見えても止めずに続けていると。それが大切だといえます。
偉業を遂げた人②|日清フーズ創業者 安藤百福
また、日本で初めてのインスタントラーメンであるチキンラーメンもそうです。
日清食品の創業者の安藤百福氏は、22歳の時最初の会社を興し、その後太平洋戦争に突入。
戦後いくつかの会社を興すが、最終的に信用組合の理事に就任した後、倒産して全ての負債を背負い無一文になってしまいます。
こんな人生どん底の時、彼は大阪梅田の闇市のラーメン屋台を見て、もっと手軽にラーメンを食べられたらいいのにと心から思います。
そして、なんと妻が天ぷらを揚げているのを見て「即席ラーメン作り」のアイデアが浮かぶのです。
そして実行してしまうのがすごいですね。
自宅の敷地内の作業小屋で、無一文から黙々と開発を始め、たった1年で成功させます。
このとき安藤百福氏は48歳です。
快進撃はこれでは終わりません。
彼は、たまたまアメリカ視察中に、紙コップに入れられたチキンライスをフォークで食べているアメリカ人を見て、カップヌードルを思いつき、それの開発に成功したのは61歳です。
初めは売れ行きが良くなかったので、カップヌードルのためにお湯の出る自販機を開発し、これが話題を呼び、自販機が全国に2万代も設置されるようになります。
さらに浅間山荘立てこもり事件の実況生中継で、警察の機動隊員がカップヌードルを食べているのがテレビ放送されたのがきっかけで、爆発的な売れ行きに発展します。
まさに、つきないアイデアと、幸運が彼を動かしているようですね。
さらに91歳の時に宇宙食の開発に乗り出します。
2005年、安藤百福氏95歳の時、ついに宇宙ラーメン「Space Ram(スペース・ラム)」が宇宙食としてロケットに乗ります。
彼の97年の人生の終盤の出来事です。
彼の残した名言に「人生遅すぎると言うことはない50歳でも60歳からでも新しい出発はある」と言う言葉があります。
その言葉通り、彼の人生後半は敗者復活戦の大勝利でした。
また、安藤百福氏の信念は
「食が足りてこそ世界は平和になる」「食をつくって世界のためにつくす」
の2つで、まさにそれを貫いた人生でした。
【参考】
※安藤百福のゼロからの「成功法則」―人生に遅すぎるということはない|かんき出版 鈴田孝史(著)
うまくいかないときは「ふて寝」が一番!
筆者は、どうにもならないときには、取り敢えず「ふて寝」をします。
「寝ている場合じゃないでしょ」と思うかもしれませんが、眠ることは脳の休息になります。脳は眠っている間に記憶の整理をしています。
実は、人は五感で仕入れた情報を残さず脳に残しているのです。その情報を眠っている間に「生活に必要な情報」「生きていくのに重要な情報」「あまり必要ない情報」etcに分類します。
だから、良い思いつきは夜ではなく朝なのです。
人は起きている間は感情や思い込みに支配されていますので、自分の希望に添うような情報しか受け付けません。
自分の希望しない情報の方が、精査すると役立つ情報だったりするのです。
一方、眠っている間は客観的に情報の整理がなされます。
だから、見逃していた大切な情報に気付くのは眠った後なんですよ。
それに、眠ることでストレスも解消されます。
ストレスは強い感情に支配されていますので、客観的な判断が邪魔されている状態です。視野も狭くなっています。
ぼうっと何も考えずにいるときに突然アイデアが浮かぶことが多いのは、ノーストレスになるからなのです。
そんな時に浮かんだアイデアを「天からアイデアが降りてきた!」なんて言う人もいますが、記憶が整理されて隠れていた情報が顔を出したに過ぎないのかもしれませんね。
筆者の場合は、夜中に書き上げた原稿の場合は、夜中にメールです真して納品した後床につくのではなく、朝目覚めてから納品することにしています。
一晩寝ると、間違いや書き直すべき点に気付くことが多いからです。
それに夜中の校閲は、脳も疲れているせいか、穴だらけだったりすることがおおいんですよ。
10年後の素敵な自分へ出会うために行動する
人は辛い思いをするほど、経験則や想像力が豊かになります。
10年後は、今の自分とは比べものにならないほど人生経験を積んでいたいものです。
人の年輪は顔に表れるといいます。
あなたの周りにも、「決して美人(美男)ではないけどいい顔してるよね」と思える50代・60代の先輩方が近くにいらっしゃると思います。
年齢を重ねた思慮深さも、生き方の違いから生まれてくるものです。
人生苦難の時に何をどうしたのか。どうやって苦難を乗り越えたのか。それによって経験則が豊富になります。
豊富な経験則を持っている人ほど、リスク管理能力も高く、思いつくアイデアも豊富です。
豊富な経験則による想像力は人の気持ちも豊かにします。
人との巡り会いも多く、他人が運んでくるチャンスが多くなります。
偉業を成し遂げた人々には、必ずと言っても良いほど周囲に恵まれています。
たった独りで偉業を成し遂げた人はいないと言っても過言ではありません。
「信念を貫く」ことは誰にもできることではありません。
だから、そんな人を助けたくなる人を集めるオーラのようなものがあるのかもしれませんね。