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女性経営者が選ぶ“女性起業家大賞”の受賞者は?

全国に2万2000人を超える女性経営者のネットワークを持つ全国商工会議所女性会連合会(山崎登美子会長)は「女性起業家大賞」の受賞者を決定した。

賞は女性の視点で、革新的・創造的な企業の創業や経営を行い事業を成功させている女性起業家を表彰するもので、創業10年未満の女性経営者を対象としている。

 最優秀賞に選ばれたのは、創業5年以上10年未満のグロース部門のダンウェイ(神奈川・川崎)の高橋陽子社長。子どもから大人までの多様な障がい者のシームレスな教育から能力発掘を目指す福祉サービス・教育事業を手掛けている。

 ダンウェイでは、独自の障がい者支援ツール「ICT治具」を活用し、障がい者の社会進出と人材育成を支援する。障がい者は「ICT治具」で新たな能力を発掘できるほか、教育の段階から一貫した能力開発に取り組むことで、障がい者が就労年齢に達したときに適切な就労能力・技術を備えて社会に出ることが可能となった。

 全国の教育現場で成功モデルを確立し、障がい者の能力開発段階から雇用まで支援するという新たな循環モデルを開発したこと、障がい者の新たな可能性を広げる活動に取り組んでいることを高く評価された。

 創業5年未満のスタートアップ部門で優秀賞を受賞したのは、育児用品の製造・販売を行うルカコ(大阪・豊中)の仙田忍社長。

 ルカコでは、育児中の必須アイテムである抱っこひもを収納するためのオリジナルカバーを製造し、ネットで販売した。さらに、子育て中の主婦に社会復帰しやすい雇用環境を提供するなど、社会貢献活動も行っている。

 5万円で自宅起業をしたことや、従業員として顧客層と同じ育児中の母親を雇用し働きやすい雇用環境を提供していること、商品の柄を100柄以上選択できることなど子育て中の女性ならではの新たなビジネスモデルを創出していることを評価された。
 ほかにも英会話スクールなどを手掛けるDLSダイアモンドランゲージスクール(神奈川・川崎)の中野敬子社長、障がい者福祉サービス事業を運営するアプローズ(東京・港)の光枝茉莉子代表理事がスタートアップ部門の奨励賞に、オーダーメイドジュエリー工房リパッティの草刈美智子社長、広告代理業のディーラリエの岩見尚見社長、乳がん患者用の装着式人工乳房などを製造するブレストケア京都合同会社の林かおり代表社員、西陣織などの伝統工芸品を使用した製品のプロデュースを手掛けるtsutaeruの尾田美和子社長が特別賞に、フラワーギフトの販売・卸を手掛けるUcaの片山結花社長がグロース部門の優秀賞に選出された。

 女性の視点は案外細かくて厳しい。かっこよくても生活感があって身近なものという一見矛盾した高いハードルを越えた事業を立ち上げ、軌道に乗せている女性が表彰されるのは、同じ女性として誇らしい気持ちになれます。

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