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座学だけじゃない!新卒研修を導入している企業の事例4選

今や数多くの企業で導入されている新卒研修。今回は大手企業の新卒研修の事例をピックアップしました。毎年大勢の新入社員が入社してくる企業では、一体どのような新卒研修が行われているのでしょうか? 単なる座学だけでは終わらない4つの事例をご紹介します。

新卒研修とは?

企業の事例を見ていく前に、まずは新卒研修の目的をおさらいしましょう。新卒研修とはその名前のとおり、企業に新しく入社する社員たちに向けて行う研修のことを指します。主な目的は、学生から社会人になる人たちに対して、ビジネスパーソンとしての最低限のマナーや会社組織のことを知ってもらうこと。

研修期間は企業によってさまざまで、従来は3ヶ月前後で終わる場合がほとんどでした。しかし近年は1年以上にわたり研修を行う企業も増えてきており、業種や職種によっても研修内容が多様化しています。

事例①サントリーホールディングス

はじめに紹介する新卒研修の企業事例はこちら。大手酒類・食品製造販売会社の「サントリーホールディングス」です。

研修期間の目安は入社してから約1年半。新入社員はその間にサントリー社員の呼称「サントリアン」として一人前になるべく、各種OJTや職場外研修を受け実力を積み重ねていきます。

新卒研修期間で新入社員が身につけるのは3つの基本。最初にどんな仕事をする場合にも欠かせない取り組み姿勢や考え方を習得し、次に報告・連絡・相談の大切さやサントリー全体の基本知識を学びます。

最後に各配属先で必要となるビジネススキルを身につけたら研修は終了です。

事例②積水ハウス

2年間にわたりじっくりと新卒研修を行っているのが、大手住宅メーカー「積水ハウス」の事例です。積水ハウスが研修期間を通じて新入社員に伝えるのは、「人間愛」という会社の基本理念。人間性豊かな住まいと環境の創造を目指し、お客様本位の家づくりを提案できる人材を育成するのが目的です。研修期間はコミュニケーションや営業研修、積和建設施工実習などを行います。

また新入社員を対象とした被災地復興支援活動にも力を入れているのが特徴です。2012年からは50人程度のメンバーをグループごとに現地へ派遣。地域の清掃や養殖作業の手伝いを積極的に行っています。

事例③大塚商会

続いては顧客のIT活用を積極的に支援する企業、「大塚商会」の事例を見ていきましょう。大塚商会の新卒研修はIT系企業5社と連携して行われるのが特徴。新入社員は研修期間のなかで互いの会社を訪問し合い、マナー実習やコミュニケーションスキルなどを身につけます。

具体的な内容は、自己紹介の様子をビデオカメラで撮影録音し、それを確認することで自分を客観的に見つめたり、1泊2日の合宿を行ったりとさまざま。生の現場でも通用するビジネススキルを育てます

事例④東京急行電鉄

最後は交通事業をはじめとし、不動産事業やホテル・リゾート事業など幅広い分野で事業展開を行う「東京急行電鉄」の事例です。総合職と鉄道専門職の合同で行われる新卒研修では、主に改札業務や宿泊業務、利用者の案内などの現場体験がメインとなります。

新卒研修の目的は、現場で行われている業務を経験するなかで、売り上げを得るための工夫や顧客が求めていることは何かを学ぶこと。連結経営視点と商売感覚を身につけ、挑戦し続ける自律的なビジネスパーソンを目指します。

新卒研修制度が最終的に目指すものとは?

中途採用者とは違い、新入社員が一人前になるまでには多くの時間がかかります。その時間のなかでより効率的に会社の理念を共有したり、ビジネススキルを習得させたりするためには、研修における各企業の工夫や努力が欠かせません。

新卒研修制度が最終的に目指すのは、企業の将来を担っていってもらうための人材形成です。そのためにも今後は各企業のメリットを前面に押し出しつつ、より新入社員の視点に立った新卒研修が望まれるのではないでしょうか。

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